これは2014年2月22日にUPしたお話です。
前に書いた翔潤の連載がちょっと暗かったので、明るい話を描きたいなあと思って、小悪魔な潤ちゃんにしてみました![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
翔潤はよくリクいただくので、たま~に短編書きたいと思ってるんですけど、なかなかできずすいません![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
自覚なしに翔くんを振り回す、小悪魔な天使の潤ちゃんが大好きです![ラブラブ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
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前に書いた翔潤の連載がちょっと暗かったので、明るい話を描きたいなあと思って、小悪魔な潤ちゃんにしてみました
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
翔潤はよくリクいただくので、たま~に短編書きたいと思ってるんですけど、なかなかできずすいません
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
自覚なしに翔くんを振り回す、小悪魔な天使の潤ちゃんが大好きです
![ラブラブ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
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「智ぃ、今日飲みに行こうよぉ」
潤が智くんに甘えるように服の裾を引っ張る。
「え~、行きたいけど今日は竜さんに誘われてんだよなぁ」
「そうなの?じゃ、しょうがないね」
「また誘ってよ、松潤」
「うん。―――あ、ニノぉ、今日飲みいかない?」
ニノが、ゲームから顔を上げ潤を見てから、俺の方をちらりと見る。
「あー・・・ごめん、今日は・・・・」
「ダメ?そっか。―――ねえ、相葉ちゃん―――」
「―――松潤!」
潤が相葉くんに話しかけようとしたところで、俺はたまらず声を上げた。
潤が、俺を見て首を傾げる。
「なに?翔くん」
大きな瞳でじっと俺を見つめる。
―――まったく、もう!
「―――ちょっと、来て」
手招きして、楽屋を出る。
人気のない非常階段まで来ると、誰もいないことを確認し、潤の方にくるりと振り返った。
「何してんだよ?」
「何って?」
「なに誘いまくってんだって言ってんの。俺が今日、断ったからって!」
俺の言葉に、潤は口を尖らせるとプイと顔をそむけた。
「―――翔くんは、友達と飲みに行くんでしょ?だから俺も、誰かと飲みに行こうと思っただけだよ」
「だからそれは、ソチに行く前から約束してて―――そいつも忙しくて、なかなか予定が合わないから―――」
「―――俺も、忙しかったよ。やっと翔くんと予定が合ったと思ったのに・・・」
潤が、悲しそうに俯いた。
長い睫毛が白い肌に影を作って、ドキッとするほど艶っぽい。
はぁ・・・・・この顔に、弱いんだよなぁ・・・・
俺は溜息をつくと、潤の腰に手を回し、その体を引き寄せた。
「―――わかった。友達には断っとくから・・・・だから、他のやつ誘ったりすんなよ」
「―――うん」
潤の腕が、俺の背中に回る。
俺はホッと息を吐きだした。
「―――翔くん、呆れてる?俺のこと・・・・怒ってる?」
「怒ってないよ。呆れてもない」
呆れているとしたら、俺自身に。
『翔くんは松潤に甘いね』
智くんだって、相当甘いと思うけど。
『潤くんのこと、心配し過ぎじゃない?』
ニノだって、いつも潤のことを心配してるし。
『俺と野球見に行ったこと、まだ根に持ってんの?』
相葉くんが、俺に黙って潤と行くから!
わかってるよ。
俺は潤に関しては甘くて、心配症で、嫉妬深いって。
でも、しょうがないじゃん。
「・・・今日、翔くんのうち、泊まってもいい?」
上目使いに見つめられて、どきんと胸が鳴る。
「―――いいよ」
「んふふ、よかった」
ぎゅっと抱きついて、俺の首に鼻を擦り付ける潤に、体が熱くなる。
こんな可愛い存在が傍にいて、甘やかさない方が難しい。
心配しない方がどうかしてる。
嫉妬せずにはいられなくなる。
どうしたって、敵うわけないんだ。
この、天使のような小悪魔に―――
「まったく、2人の痴話げんかに俺たちを巻き込まないで欲しいね」
俺の言葉に、相葉くんが笑った。
「うひゃひゃ。まぁ、結局翔ちゃんが折れるんでしょ。松潤に甘いんだから」
「潤くんも、それわかっててやってるからね、あれ」
「え~、でも俺、今日本当に予定なかったら松潤と飲み行きたかったなあ」
「やめなさいよ!そんなこと言いだしたらまたややこしくなるでしょうが」
「だって松潤可愛いじゃん。飲んでる時の松潤って、ほんと可愛くて俺大好きなんだけど」
「あ~、わかるわかる。かわいいよね~」
2人してにやにやしだすもんだから、俺はまた溜息をついた。
だから、いつまでも翔さんが心配するんだよ。
潤くんは本当に無防備で、いつも俺たちを翻弄する。
それが計算されたものではないことが曲者で。
潤くんは酔っぱらうと誰にでも甘える癖があるから、翔さんは気が気じゃないみたいで、でも束縛してると思われるのも嫌なのか、飲みに行くのをダメとは言わない。
そして潤くんはそんな翔さんの気持ちに気付かずに、翔さんが忙しくてなかなか会えなくなると、嫌われてるんじゃないかといらない心配をし始める。
その相談に俺が乗ってあげたりすると、翔さんが嫉妬して、俺が睨まれるっていう・・・・。
結局いつものように翔さんが折れたらしく、その後戻ってきた潤くんは超ご機嫌だった。
「松潤、今度飲みに行こうよ」
仲直りした2人にちょっかいをかけたいのか、またリーダーが余計なことを言いだす。
「うん。あのさ、俺行ってみたい店あんの。今度リーダー一緒にいこ」
「―――潤、それなら今日、俺が一緒に行くから」
「えー、でもそこ、リーダーのが好きそうな店なんだもん。リーダーと行きたい」
潤くんの言葉に、リーダーはどや顔で、翔さんはむっとした顔で―――
「それに、そこ個室ないっぽいから。翔くんと行くなら、やっぱり個室あるとこがいい」
そう言っていたずらっぽい笑みを浮かべる潤くんはやっぱり小悪魔で・・・・
真っ赤な顔で咳払いする翔さんは、やっぱりどこまでも潤くんに甘いんだろうなあと、俺は思ったのだった・・・・。
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潤が智くんに甘えるように服の裾を引っ張る。
「え~、行きたいけど今日は竜さんに誘われてんだよなぁ」
「そうなの?じゃ、しょうがないね」
「また誘ってよ、松潤」
「うん。―――あ、ニノぉ、今日飲みいかない?」
ニノが、ゲームから顔を上げ潤を見てから、俺の方をちらりと見る。
「あー・・・ごめん、今日は・・・・」
「ダメ?そっか。―――ねえ、相葉ちゃん―――」
「―――松潤!」
潤が相葉くんに話しかけようとしたところで、俺はたまらず声を上げた。
潤が、俺を見て首を傾げる。
「なに?翔くん」
大きな瞳でじっと俺を見つめる。
―――まったく、もう!
「―――ちょっと、来て」
手招きして、楽屋を出る。
人気のない非常階段まで来ると、誰もいないことを確認し、潤の方にくるりと振り返った。
「何してんだよ?」
「何って?」
「なに誘いまくってんだって言ってんの。俺が今日、断ったからって!」
俺の言葉に、潤は口を尖らせるとプイと顔をそむけた。
「―――翔くんは、友達と飲みに行くんでしょ?だから俺も、誰かと飲みに行こうと思っただけだよ」
「だからそれは、ソチに行く前から約束してて―――そいつも忙しくて、なかなか予定が合わないから―――」
「―――俺も、忙しかったよ。やっと翔くんと予定が合ったと思ったのに・・・」
潤が、悲しそうに俯いた。
長い睫毛が白い肌に影を作って、ドキッとするほど艶っぽい。
はぁ・・・・・この顔に、弱いんだよなぁ・・・・
俺は溜息をつくと、潤の腰に手を回し、その体を引き寄せた。
「―――わかった。友達には断っとくから・・・・だから、他のやつ誘ったりすんなよ」
「―――うん」
潤の腕が、俺の背中に回る。
俺はホッと息を吐きだした。
「―――翔くん、呆れてる?俺のこと・・・・怒ってる?」
「怒ってないよ。呆れてもない」
呆れているとしたら、俺自身に。
『翔くんは松潤に甘いね』
智くんだって、相当甘いと思うけど。
『潤くんのこと、心配し過ぎじゃない?』
ニノだって、いつも潤のことを心配してるし。
『俺と野球見に行ったこと、まだ根に持ってんの?』
相葉くんが、俺に黙って潤と行くから!
わかってるよ。
俺は潤に関しては甘くて、心配症で、嫉妬深いって。
でも、しょうがないじゃん。
「・・・今日、翔くんのうち、泊まってもいい?」
上目使いに見つめられて、どきんと胸が鳴る。
「―――いいよ」
「んふふ、よかった」
ぎゅっと抱きついて、俺の首に鼻を擦り付ける潤に、体が熱くなる。
こんな可愛い存在が傍にいて、甘やかさない方が難しい。
心配しない方がどうかしてる。
嫉妬せずにはいられなくなる。
どうしたって、敵うわけないんだ。
この、天使のような小悪魔に―――
「まったく、2人の痴話げんかに俺たちを巻き込まないで欲しいね」
俺の言葉に、相葉くんが笑った。
「うひゃひゃ。まぁ、結局翔ちゃんが折れるんでしょ。松潤に甘いんだから」
「潤くんも、それわかっててやってるからね、あれ」
「え~、でも俺、今日本当に予定なかったら松潤と飲み行きたかったなあ」
「やめなさいよ!そんなこと言いだしたらまたややこしくなるでしょうが」
「だって松潤可愛いじゃん。飲んでる時の松潤って、ほんと可愛くて俺大好きなんだけど」
「あ~、わかるわかる。かわいいよね~」
2人してにやにやしだすもんだから、俺はまた溜息をついた。
だから、いつまでも翔さんが心配するんだよ。
潤くんは本当に無防備で、いつも俺たちを翻弄する。
それが計算されたものではないことが曲者で。
潤くんは酔っぱらうと誰にでも甘える癖があるから、翔さんは気が気じゃないみたいで、でも束縛してると思われるのも嫌なのか、飲みに行くのをダメとは言わない。
そして潤くんはそんな翔さんの気持ちに気付かずに、翔さんが忙しくてなかなか会えなくなると、嫌われてるんじゃないかといらない心配をし始める。
その相談に俺が乗ってあげたりすると、翔さんが嫉妬して、俺が睨まれるっていう・・・・。
結局いつものように翔さんが折れたらしく、その後戻ってきた潤くんは超ご機嫌だった。
「松潤、今度飲みに行こうよ」
仲直りした2人にちょっかいをかけたいのか、またリーダーが余計なことを言いだす。
「うん。あのさ、俺行ってみたい店あんの。今度リーダー一緒にいこ」
「―――潤、それなら今日、俺が一緒に行くから」
「えー、でもそこ、リーダーのが好きそうな店なんだもん。リーダーと行きたい」
潤くんの言葉に、リーダーはどや顔で、翔さんはむっとした顔で―――
「それに、そこ個室ないっぽいから。翔くんと行くなら、やっぱり個室あるとこがいい」
そう言っていたずらっぽい笑みを浮かべる潤くんはやっぱり小悪魔で・・・・
真っ赤な顔で咳払いする翔さんは、やっぱりどこまでも潤くんに甘いんだろうなあと、俺は思ったのだった・・・・。
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