今日もいい天気。だけど天気予報は丸一日曇りなんだよね。

 

昨日は通院日で朝少し寝坊をしたがために、出遅れた。でも、十分に間に合う時間で設定して出ているので間に合うんだが・・・・・なんせ片道2時間の通院なので途中何が起きるか分からない、そういうことも想定して出ないといけないのが都心方面に向かうリスク。

こういう時に限って電車の遅延。始発の駅でいつもは余裕で座れるのに、座席確保が大変だった。

なんだかんだで病院の最寄り駅に着いた頃には受付開始時間。

昨日のように朝からいいお天気の時は歩いて15分くらいかけて病院へ行くのだが、ちょっと出遅れた感と今日は血液検査があるので、早く済まさないと診察予約時間までに結果でなくて更に遅くなっていくので、昨日は路線バスで病院へ。216円もかかる。なんかもったいないなぁ。

とも思ったけど、時間をかんがえれば致し方ない。急いで病院の受付を済ませ、そそくさと検査階へ移動。

この時点で8時40分。

診察予約時間ごとに診察券を入れる。その時間に間に合うように順番決めているのだろう。

 

そんなに待たずして採血の順番が回ってくる。若い男性の技師さんだった。いつものお決まり文句で

「すみません、看護師さん泣かせの血管なんで・・・・・」

必ず初めての看護師さんに言うようにしている。それと、化学療法のための検査採血なので、化学療法で使う右腕の血管は潰したくないので、できるだけ左手でお願いしたいことも伝えた。

実際、どんな採血でも右は触れないことが多くほとんど左腕で採血される。

若い技師は必死に血管を探す。中々定まらない。とりあえず、左の腕に一度針を刺すも血管に当たらず。

まさぐりまではいかなくても、深く刺したり、浅くされたり、針を刺したままで血管を探られると痛くなって当然。痛みが出てきて諦めて抜く。

次は左の手の甲。手首は神経に触れた記憶がトラウマで、採血もケモもお断りしている。なので、手の甲なのだが・・・・・これまた血管が触れない。時間をかけて探す。一応右も見るがやはり右も触れない。

結局左の手の甲にトライ。

また一発で血管を仕留められず針を刺したまま血管を探す。手の甲は腕よりも痛い。我慢してたけど、痛くなってきたのでギブ。ついに、若い男性医師もギブで、手を変えることに。

今度は少し年季の入った男性技師。念入りに左右の腕、手首を観察するもやはり触れる血管が見つからず苦戦。

悩みに悩んだ挙句、右の手の甲をチョイス。太いのが触れたとのことだったが、動きやすい位置で針から血管が逃げ回り、結局断念。また手が変わることに。

この時点ですでに時間が9時10分を回っていた。

流石の私もなんとなく申し訳なくて悲しくなってきた。男性技師が3人目の女性技師に今までの経緯が伝えられる。女性技師も中々触れない私の血管に苦慮していたが、当初私がいつも採血する場所からなんと一発で採血。 手が3人も変わるってホント、この先が思いやられる。それに、今から血液分析かけても診察予約の45分には間に合わないんじゃない?  こりゃ待ち覚悟だわ。

 

案の定、診察予約時間には呼ばれず、ずっと待ちが続く。診察予約時間を一時間経過・・・・やっと診察順番の掲示板に私の番号が並んだ。まだその前に3人いるけどね。ちょっと安心。

そして、私の番。クールな主治医は今回はなんか違った。ご機嫌は悪くない。元々物腰は柔らかいんだが、更に柔らかい? 機械的に血液検査の結果問題がなかったよと告げられた後、

「副作用はどうですか?」

一言目がこれだった。おや? 状況心配してくれてる?  おっ、こっち見た! なんて観察して答えるのが遅くなった。発熱した状況を伝えると、少し考えて「予兆はなかったか?」と聞かれた。確かに過去2クール全く発熱せず持ちこたえてきた私が発熱で長期寝込んだのは見逃せなかったのだろう?

マスクをせず人込みを歩いたことを告げると納得し、気を付けるようにと諭された。そして、解熱剤が効かなかった事をつげると、解熱剤も分量がたりなかったんだろうと分析して、分量を多めに処方。

他の薬剤の処方はどうするかと聞かれ、

「今回で飲み切れる量あります。勝手に途中でやめててすみません。」

と謝ると、叱りもせず諭しもせず「わかりました」とだけ答える主治医。

次回からいよいよタキサン系始まるのでタキサン系の副作用の質問をぶつける。ドセタキセル単剤での投与とのこと。4クール。末梢神経の副作用が一番心配だと告げると

「単剤の使用だし4クールだけだから心配ないでしょう。」

とのこと。

あまりにも優しいからついつい調子に乗って質問の嵐。手術後の切り貼りしていないところの痛みについて。

二の腕がヒリヒリ痛いのと、体側の痛み、腕の関節から付け根にかけての血管が引っ張られるような痛みについて質問すると

「二の腕は〇〇炎、体側の痛みは手術の影響で筋肉の炎症、血管の痛みも〇〇炎」

とあっという間に症状に病名がついた。(病名はわすれました^^;;  )

すべて時間がたてば治るから心配いらないとのこと。来週の病理検査の結果の予定を確認し診察終了。

結構今回はゆっくり話ができた。

 

やっと、外来ケモセンターへ移動。

準備完了でベッドに横たわっていると、看護師さんが二人! 一人は認定看護師さん。そう、私が先週熱出した時に心配になって電話した時に対応してくれた看護師さんだった。(頭皮のマッサージクリームくれた看護師さん) ニコニコしながら、

「昨日からゆずり葉さんの名前見てて、大丈夫来れるかな?って心配してた。よかった。」

と声をかけてくださった。ありがたいことだ。

今回の担当看護師さんは前回の看護師さんと同じだった。やはり、今回の私の血管はひねくれていて、ケモセンターの看護師さんも悪戦苦闘。とりあえず、温めて血管浮き待ち。ここで30分ほど放置される。

すでに時計は12時近く。自宅を出て6時間ほど経過。

温パック後、丁寧に右腕の触れを探るもやはり腕は触れず。右手の甲の手背も触れず。

ここでも時間だけが無意味に過ぎてゆく。

基本、手術側の腕はケモでは使わないのがセオリーなんだそうだが、じゃ、両胸切除した人は???  ってなってしまうから、絶対ではない模様。それで使わない理由も、浮腫を誘発するからだそうだ。

ただ、うちの主治医は基本的に手術がうまいから浮腫む患者がいないらしい。実際に私も浮腫みは全く感じない。思わず左に重いものを持ったりもしてる。

看護師さん、左もトライしようかと考えていたが、カルテをみて左郭清してるからやめときましょうと。

悪戦苦闘の末、採血で失敗した右手の甲の針跡少し下にトライ。一発で血管仕留めた。

やっと無事にケモ開始。途中眠くなるも、元気になるドーパミンに似た成分を先に点滴されてるから眠くても寝れないという悲しい状況。 そして、今回で最後の赤い悪魔の点滴。

今回、点滴してる途中から少し吐き気に似た症状も出てきたけど、耐えられた。やはり副作用出やすくなってるのかな?看護師さんに副作用のことを聞いたら、やはり回数重ねると蓄積されるものが多くなって副作用の症状が出やすくなるとのこと。

要注意なんだな。

 

てなことで、ケモ治療終わったのが13時すぎ。長かったなぁ。

会計を済ませ、駅までの無料送迎バスが出たばかりだったので30分待つことに。歩いても良かったけど、治療後は歩く気分じゃないからおとなしく待った。

本当にドタバタな4クール目の一日。