昨日、寿司屋の親方が珍しく休みたいと言って寿司店を休んだ。私は自分の骨董店の仕事を終え、家路に着いた。カウンターに座りテレビを付けると巻き終わったばかりの納豆巻きとお稲荷さんが出て来た。私は缶のレモンサワーを氷を入れたグラスに注いでいると、今日は天ぷらとそうめんだからね、と親方の声と天ぷらのネタを油に入れる音が同時に聞こえた。

そうめんの薬味は、おろし生姜と茗荷の千切りと青いネギのみじん切りだ。そうめんのタレに先にあがった天ぷらをつけて食べ、あとからそうめんをつけて食べた。とてもおいしかった。寿司店のカウンターに親方と2人座ってテレビを見るのが大好きだ。こんな時間が永久に続きますように…そう思ってしまった。


つくづく料理人の夫で良かったなあ。