女子大生、ソープ嬢になりました ② | 今日、風俗、上がります。

今日、風俗、上がります。

15年前に飛び込んだ風俗の世界。そのとき起こったこと、感じたことは今でもハッキリ思い出せることばかり。
名前などは変更していますがノンフィクションです。

いよいよ、吉原にタクシーが入ると大きなパラソルを持った黒服が指名写真をたくさん持って店の前に立っている。
きっとフラッと歩いてる人を客引きするんだと思う。
昔はこういう風に客引きがたくさん繁華街にはいたな。


タクシーを降りると、お店に入った。
第一印象。


古っっ!!


でした笑
何か吉原って増改築とか出来ないって聞いたけど後に新しい超綺麗なお店オープンしてたから増改築出来ないって噂話だったのかな?


まぁとにかく古かった笑
エンジ色の絨毯と古くさいソファ。
そして部屋の一番奥にあるパソコンの前に座るおじいさん。


そのおじいさんが社長だった。


社長、友達連れてきた!!


紫音に言われて振り向いた社長。


紫音の友達か!!


あたしは社長の向かいに座った。


じゃあまず年齢確認の身分証ね!!


と、言われて保険証と高校の卒業アルバムを出した。
顔写真付きの身分証が無かったから保険証と卒業アルバム。


じゃあ年齢確認のために…これが美月ちゃんね!!


社長はあたしの写真を確認して、パッと横の女の子の名前を隠した。


この子の名前は?


…○○さんです。


正解!!


と、あたし以外のクラスの友達の名前を隠して当てさせる。


最近はお姉さんの卒業アルバムとかを持ってくる子がいるからクラスメイトの名前を言ってもらって本人か確かめるんだよね


と。
なるほど。
確かにお姉ちゃんの卒業アルバムだったらクラスメイトの名前まではわからない。
なかなか頭の良い確認の仕方だった。