昨日、出かけ先に向かう途中
もちゃはてるてるぼうずの『てるちゃん』のことを思い出していました。
それはもう1ヶ月も前のこと。
てるてるぼうずを作るのがブームだった時に
もちゃが、自分の持ってる青いリボンでくくって、『てるちゃん』を作りました。
もちゃはてるちゃんをすごく気に入って、
その日は片時も離れず
『てるちゃん♡てるちゃーん♡』と
とても可愛がっていました。
ですが、出かけ先(家から2時間かかるところ)で寄ったレストランで食事をした後、ずっと持っていたてるちゃんをうっかりそこに置いてきてしまったんです。
近くの水遊びで遊んだあと、
疲れ切った車の帰り道でもちゃが『てるちゃんがいない!』と。
もうだいぶレストランからは離れたところまで来てしまったし、そのレストランは距離的にももう行かないだろうなと思われる場所。
私はお店に電話する"ふり"をして、
『もしてるちゃんが見つかったら、明日届けてくれるって。もし見つからなかったら諦めようね』と声をかけました。
次の日、もちゃが『てるちゃん届いてないね』と一言。
私は、もうてるちゃんのことは忘れるだろうと思っていたのでビックリ。
もちゃは次の日になればてるちゃんに会えると
信じてたみたいです。
『てるちゃんが可愛いから、お店に飾ってあるのかもしれないね。やっぱりここは遠いから届けられなかったんじゃないかな?』と伝えると
『てるちゃん、可愛いもんね。お店の人が返したくなくなっちゃったんだよね。』と言って終わりました。
しばらくしてもう一度だけ『てるちゃん届かないね』と言ったきり、もうそのことは言わなくなりました。
ですが…
昨日、パパの車に乗ったとき別のてるてるぼうずが置いてあるのをみて『これはてるちゃんじゃないもんね。もちゃ、てるちゃんに会いたいんだ』とポツリ。
私は、ダメもとでレストランに電話してみました。
もちろん『ありません』と言われ…
『てるちゃん、やっぱり遠すぎて、ここに送ることはできないって。でも、てるちゃんすごく元気にしてるみたいだよ✨』と伝えると
『なんでもちゃのてるちゃんなのに会えないの?なんでお店の人が持ってるの??なんで返してくれないの。
もう会えないの???なんで???』
と、外を眺めていた目がみるみる涙目に。
『もちゃのてるちゃんなのに。
こんなお別れはイヤだよ。』
と言って大粒の涙をポロポロポロポロ。
『なんで会えないの。てるちゃんに会いたいよ、ママぁ〜、てるちゃんに会いたい!!!』
えんえん、えんえんとうずくまって涙をボロボロ流して号泣する娘になんだか私も泣けてきてしまいました💦
作り物のおもちゃでも、その子に一度愛情をたっぷり注いだら、家族のように大切にするもちゃ。
『届けてくれるかも』なんて、軽々しく、その場を取り繕うことを言わなければ良かった。
あの時、取りに行くことはできなくても
お店にすぐ電話していれば、もちゃと話し合ってどうするか決められたのに。
もちゃに正直でいてほしいように
私ももちゃに正直でいないとなと思いました。
背中をさすって『いつかまた会えるといいね』
としか言えませんでした。
ひとしきり泣いた後、30秒ほど黙って
涙でくしゃくしゃになった顔が急にニッコリ。
『ママ〜✨もちゃね、今、頭の中に地図を書いたよ!〇〇を通って〇〇まで行く。その後〇〇を過ぎるとレストランがあったはず。だからまた会える!もう大丈夫!♡』
こんなふうに前向きに切り替えができるもちゃを尊敬します
その後は歌を歌っていつも通りのもちゃ♫
子どもってすごい。✨
見習うことがたくさんある。
そんな中…笑
『もちゃが置いてきたのが悪いんでしょ』とど正論かませるパパがある意味1番頼もしいです笑