大好きな羽生結弦氏を絶賛するアップルのブログ

大好きな羽生結弦氏を絶賛するアップルのブログ

世界の至宝である、プロフィギュアスケーターの羽生結弦選手を全力応援中!進化をやめない彼を心から尊敬しています!その底知れない魅力を、いろんな角度から見つめ、絶賛しまくってまいります!


プチ砂漠かな、と思った一瞬もあったけど、いやいやとんでもない。

・謎のメンシプへの呟きからのベイベ祭り(なんだったんだアレは。未だにわからない)
・光一さんとのスイッチインタビュー再放送(今だからわかる内容もあった!)
・GUCCIの映像公開(畏れ多くて店舗へ行けない田舎民には嬉しい限り)
・ナンバーのインタ(競技時代を思い出して感情爆発)
・AQUAの幕張イベント

と次から次へと投下され、休む暇なんてありゃしない。少しはTELASAやらCS録画、写真集等をじっくり堪能する時間をくれと贅沢な悩みすら出てくる。だけど常に最新のゆづを近くに感じられるというのは嬉しいことだよね。

それでもネタが尽きることなく提供されるから、書きたいことは溜まる一方wwまあそのうち、そのうちね。

そういえば書きかけのまま放置すること2ヶ月半のノッテ2025の記事があったのでここで仕上げてしれっと公開したい。

ノッテステラータ。アイスストーリーとともにゆづのプロ活動の要となる大切なショー。今回は3度目の開催となります。


おなじみとなったノッテメンバー。むらくん、デカ、ハビ、ジェイソン君、シェイ姉、アッコちゃん、さっとん、理華ちゃん、そしてビオレッタさん。


一人一人が高いプロ意識を持ち、このショーのコンセプトを深く理解し、ゆづの気持ちに寄り添ってくれる最高のメンバーだ。

ジェイソン君以外は競技を離れているけど、このショーに向けて厳しく鍛錬し、仕上げてきているのがわかる。これはすごいことだよ。


私は千秋楽にライビュで参加。その後BS、CS放送がありました。それから萬斎さまのラジオにゲストで出たり、エブリで舞台裏が放送されたりと、贅沢に何度も楽しめた気がします!ありがたかったですね!


さて、今回のノッテステラータ、非常に格式の高いショーになりました。それはもちろん、スペシャルゲストのこのお方のおかげです。


野村萬斎さま、ご出演本当にありがとうございました。2演目も演じてくださり、恐悦至極に存じます。


まずはMANSAIボレロ。

こちらは2011年の震災時、萬斎さまが鎮魂と再生を願い、作られたとのこと。

印象的な旋律が何度も繰り返され、徐々に高揚していくおなじみの舞踊音楽ですよね。


「MANSAIボレロ」はその名の通り、萬斎さましか出来ないオリジナル演目であり、狂言の「三番叟」を軸に、表現と技術が結晶した傑作と聞きました。しかも、なかなか見られないレア演目だとか。


これまで東北で披露したことがなかったため、今回のコラボは萬斎さまにとっても満を持して実現した、嬉しい機会だったようですね。


10年前の対談の際、「三番叟」をほんの少し演じてくださいましたが、ドン!ドン!と足を踏み鳴らす動作がとても印象的でした。それを「魂との共鳴」と語った萬斎さまですから、未だ多くの魂がさまようあの場所で演じることの意義深さを感じますよね。


まさに水を打ったような静けさの中、すっと音もなく現れた萬斎さまが、しずしずと氷上を進んでいきます。


その凛とした表情と佇まい、まさに一瞬で会場を支配するオーラを放っています。


降り頻る雪を見上げる萬斎さま…静かに音楽が始まります。


季節の移ろいや人の一生を表現しているのですが、それにしてもなんと美しい足の運び、優雅な動きなんでしょうか…


最初は静かだった音楽が、金色の衣装に身を包んだゆづが登場すると、徐々に激しくなり萬斎さまも舞台上を所狭しと舞い踊ります。



萬斎さまが打ち鳴らす足の音とゆづが氷上で踏み鳴らす音、そして二人の全身を使った舞もシンクロし、盛り上がりは最高潮に。


風の音、雨の音、雷鳴などの自然の音と、躍動する命の表現にただただ、圧倒されるばかりでした。


 

いやホントに素晴らしい、まさに神事でした!このコラボはマジで奇跡!!身動きができず、呼吸をするのを忘れるくらいの感動をいただきました。


この直後、長く続いていた大船渡市の山火事が鎮火したのも偶然じゃない気がする…だって神事だもの。


ピリピリする緊張感の中演じたゆづは最後まで笑顔なく、野村萬斎という大きな存在と共演する責任を必死に背負っていたようでした。


それにしても、今回はゆづとスケーターとの共演でしたが、これをMIKIKO先生の演出で、ダンサーとの共演、見たくなかった?もちろん東京五輪の開会式でよ。全世界が見たかったよね?本当にバカな日本政府。



続いてはSEIMEI。
萬斎さまが映画「陰陽師」で安倍晴明を演じたのはもう20年以上前のこと。このテーマ曲をゆづがプログラムに選んだことから始まった縁でした。

SEIMEIは何度も世界記録を更新し、2018年の平昌五輪で二連覇を達成。ゆづの代名詞と言われるプログラムに。

ゆづはこのノッテでいつか萬斎さまとSEIMEIを、と願っていたのでしょうね。今回その夢が叶ったわけですが、萬斎さまのファンの方々も、当時の衣装をお召しになった萬斎さまのお姿に歓喜していました。ご自分では「なんと老いさらばえたことか」とおっしゃっていましたが、そんなことはございません。当時は血気盛んな青年・晴明でしたが、今や風格の備わったいぶし銀の晴明で、よりありがたみが増しております。


萬斎さま演じる安倍晴明が登場。

「天」・「地」・「人」

のお声が会場に響き渡ります。


10年前の会見の時、萬斎さまはゆづに「最初のポーズの、頭上に挙げた手は何か」と聞きました。その厳しい声に一瞬、空気が張り詰めたことをよく覚えています。

今では考えられないことですが、ただ、振り付けられたままにやっていたとゆづは答えました。


「ただ模倣するのではなく、振りは自分で解釈するもの」と萬斎さまは語り、「天、地、人をまさしく司っとるのや〜!」という思いで、と続けたんですよね。


この教えを受け、最初のポーズは非常に意味のあるものになったんですよね。今もアンコールの最後にSEIMEIをやる時などこのポーズを取るとサッと空気が変わるのを感じます。


さて、SEIMEIです。ゆづは萬斎さま演じる安倍晴明が呪を唱えると登場する式神として氷上を舞います。



萬斎さまはずっとステージ上でも よかったのですが、観客の近くで舞いたいとのご希望からなんと曲の途中でリンク周りを疾走することに。


そして四方に設けられた小さな舞台の上で舞いを披露し、その間はゆづ演じる式神はじっと静止しひざまづいています。


一見休憩できて楽なようですが、ピタリと静止した状態から呪によって命を吹き込まれて再び舞うというのは、むしろ勢いが削がれてより大変かと。

五輪同様に絶対失敗できないSEIMEIを見事に演じ切ったゆづ、すごい、よくやりましたね!!この衣装を着てSEIMEI を演じることはもうないだろうと言っていたけど、最高の形で完成形を見せることができて本当によかった。素晴らしい演目でした。


ここで多くの命が失われた。

しかし我々は生きている。

生きているからには、前を向いて歩かなくてはいけない。

そう強く感じたノッテ2025でした。


ゆづはエコーズからずっと全力で走り続けてきたから、さすがに満身創痍という感じでしたね。少し休んで自分の好きなことに没頭したり、何にも考えずにただボーっとしたりする時間があればいいのにね。何かを生み出すためには、インプットの時間が絶対に必要だと思う。アウトプットだけでは枯れてしまうよ。