日本の悩み
安岡正篤教学一日一言
（難局に当って）
又日本の悩みがあるのであります。
それは
畢寛（ひっきょう）最後に
人間である。
金でもなければ、機械でもない、
結局は人物、つまり人材がない、
人材が乏しい、
少なくとも、
適材を適所に用いるに於て
非常な無理があり、不足がある。
つまり
人物の問題、
延（ひ）いてこれを論ずれば、
それだけの教養のある者がない。
教養の欠陥
というようなことに
帰着して来る訳であります。
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人はいるが、人物はいない。
これは、どの時代でも
云われていること。
人物を創るのではなく、
人物になると誓い、
実践することになるが、
何を実践するかを
実践するかを分からないと、
先行きは暗い。
ありがとうございます
