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『韓非子』の健康論
安岡正篤教学一日一言
人間といふものは、
それほど
欲と利に生きてをる者であるが、
それでは
欲に任せ
利を逐(お)って
健康に生きられるかといふと、
決してさうはいかない。
欲利甚(はなはだ)しければ
則ち憂ふ。
憂ふれば
則ち疾生(やまいしょう)ず。
疾生じて智慧(ちえ)衰ふ。
智慧衰ふれば
則ち度量(理知判断)を失ふ。
度量を失へば、
則ち妄(みだり)に挙動す。
妄に挙動すれば
則ち禍害(かがい)至る。
禍害至りて
疾・内に嬰(みだ)る。
疾・内に嬰るれば
則ち痛禍(つうか)・外に薄る。
痛禍・外に薄れば
則ち苦痛・腸胃の間に
雜(まじ)はる。
苦痛・腸胃の間に雑はれば
則ち人を
傷ふや僭(さん)(惨に同じ)なり
(『韓非子』解老)。
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いまでこそ、健康志向の流行が、
太古は学びとなっていたことが
心技体なのであるだ。
ありがとうございます