専念寺さんから
陰と陽
安岡正篤活学一日一言
世間には
陰・陽の作用・はたらきについて
どちらがいいとか悪いとか
いう人がある。
こういうのは
幼稚な人のいうことですね。
「男と女とどっちが偉いか」とは
子供が
よく出す質問でありますが、
これと同じことで、
どちらか一方がいいとか偉いとか
というのは
問題になりません。
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良いの悪いの意見は
簡単に言いやすく
意味の無いものです。
陰・陽の両極があってこそ、
バランスを取って
人は生きていけるものだと思います。
アル・シーバートという
心理学者が書いた
「凹まない人の秘密」という書籍には
このように書かれています。
ここで大切なことは、
うまくいく人たちというのは、
楽観も悲観も、
どちらの考えも
任意にできるということだ。
彼らは
そのどちらかといった
一面的な考え方をしない。
彼らは、
そのどちらでも自由に、
そしてときには
それらを合わせて、
考えることができる。
楽観的か悲観的か、
考え方には、
大きく三つのパターンがある。
１ 楽観的にも悲観的にも、
状況に応じてどちらか、
あるいは同時に考えられる
２ 楽観的か悲観的か、
そのどちらかではあるが、
反対の考え方の人を排除せずに、
協調できる
３ 楽観的か悲観的か、
そのどちらかで、
自分と違う考えは
受け入れない
あなたはどれだろう?
面白いのは、
３の人が
往々にして
自分の最も嫌なタイプを
相手にしなければならない状況が
多くなる、
ということだ。
（中略）
困難を克服した人たちは、
次に挙げるような相反する性質を
同時に持っていた。
・独創的でありながら分析的
・真面目でありながらふざけている
・勤勉でありながら怠け者
・繊細でありながら図太い
・疑り深いが同時に信じやすい
・無私でありながら利己的
・自信はあるが自己批判的
・衝動的でいながら用意周到
・どっしりとしていながら予測不可能
・楽観的でいながら悲観的
・外向的でありながら内向的
このリストに漏れたもので、
あなたにあてはまる
「相反するペア」はあるだろうか？
これらの相反する
パーソナリティをあわせ持つ
ということは、
同時に
高い対人能力(EQ) の表れ
ということができる。
これらのペアが多ければ多いほど、
あなたの心の弾力性は高い
ということだ。
あなたが
自分なりのペアに
気がついているなら、素晴らしい。
人間は思っているよりも
はるかに複雑で、
多くの面を持っているものだからだ。
そして
これらのペアが多ければ、
それがどういう組み合わせであれ、
あなたは
激しい変化のただなかにおいても、
身軽に動けるようになるだろう。
そう、その意味で、
あなたは
いつもどっしりと構えていられる。
周囲の人は
あなたが何をしでかすか
予測できないかもしれないが、
あなたが
あらゆる方法で
うまくいく道を見つけられる、
という点では
安心して見ていられるのだ。
能（よ）く久しく
易経一日一言
日月（じつげつ）は
天を得て
能（よ）く久しく照らし、
四時（しいじ）は
変化して
能（よ）く久しく成し、
聖人は
その道に久しくして
天下化成（かせい）す。
（雷風恒）
日月は止むことなく
朝昼晩と巡り、
四季（四時）も
休むことなく春夏秋冬が巡り、
万物を育成する。
そこには一定の法則があり、
変と不変を孕（はら）んでいる。
刻々と変化して極まりがない。
その極まりがない変化こそが、
雷風恒（らいふうこう）の
卦（か）が説く
不変の道、不変の「恒」である。
人も
これに倣（なら）い、
自分の道を変えることなく、
変化に応じて成長していくことだ。
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ビジネスでも同じである
あの商品が市場に受け入れられないので、
次の新製品を開発するというのは
あまりも性急である。
製品を変化させるのではなく、
顧客の変化に気づくことである。
顧客の変化に気づくことが出来れば、
すぐに新製品とはならないはずだ。
「自分の道を変えることなく、
変化に応じて成長していく」
とは、
すぐにでも実践できる意味がある。
ありがとうございます
天の真ん中にある
北極星は
天之御中主神さまが
居られる
その北極星を中心に
陰陽ができているのです
人生は、山あり谷あり
良い時もあれば
悪い時もあります
良いからと
有頂天になっていると
ちょっとしたミスで
落とされる
または、いつ
自分は高いところから
落とされるかという恐怖
図で言えば
陽の最大(陽明)の中の
少陰です
悪いからと
さらに沈んだり
何も手を下さなければ
二進も三進もいかなくなる
腐れば腐るほど
周囲の人を不快にします
でもその中で
得られるものがあります
人の優しさ、です
陰徳を積んでいれば
助け舟も出ましょう
図で言えば
陰の最大(厥陰、けついん)
の中の、少陽です
バイオリズムのように
人生には「波」が
あるのです
その時々
「慌てず騒がず落ち着いて」
良い時は
周囲の人に優しく
奢ったり
周囲の人のチカラを借りて
自分は生かされている
ことを
感謝する
悪い時は
ジタバタせず
自分の今までを振り返り
姿勢を正し
周囲の人と協調し
いろいろな本を読んで
勉強する
とか
やり方は
たくさんあります
柔軟なこころ
これが大事なんです
わたし自身
漢方養生士なので
習ったことを記入しておきます
【中国まるごと辞典より】
《素問・陰陽応象大論》に、
「陰陽は天地の道なり
（宇宙、自然界の根本法則）、
万物の綱紀なり
（一切の事物の秩序や運営を
維持するための規則で、
この規則 に沿って発展し得るもので、
これにそむくことはできない）、
変化の父母なり
（万物が変化する根源）、
生殺の本始なり
（生長→発展→滅亡の過程の根本）、
神明の府なり
（万物が現わしている形と、
変化する力が存在する所）。
治病は
必ず本に求む
（病を治療するにあたっては、
病状の変化の根本をよくみすえて、
「陰陽」に基準をおかねばならない）。」
と書かれています。
この文章からもわかるように、
陰陽というものは
東洋医学全体を貫いており、
もしも
陰陽がなければ、
東洋医学の理論はない
と言っても過言ではありません。
そして、陰と陽は
おたがいに消長をくりかえし、
陽が極まれば
陰が萌（きざ）してくる
というようにして
新たな発展を生みます。
要するに、
世界というものは、
明暗、火水、天地、表裏、
上下、凸凹、男女、剛柔、
善悪、吉凶などの一対から
成り立っていると考え、
たとえば
人間の精神は
天の気＝陽で、
肉体は
地の気＝陰だ
ということになり、
生は
その精神と肉体との結合、
死は
両者の分離と説いています。
人生の波ばかりではありません！
何でも、陰陽、なんです！
皆様が食べているものでさえ
陰陽があるんです
落ち込んでいる時は
エネルギーの上がるもの
調子が良すぎる時は
それを冷ますもの
だから
「良いも悪いもない」
んです
( ◜ᴗ◝ )ﾆｺ