蛯原さまの考察
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日本書紀の神代記で、
神産みの段の第五の一書に、
伊弉冉尊が死んだとき
熊野の有馬村(花の窟)に葬られた
と記述されています。
熊野信仰は本来、
熊野川を御神体とする信仰
（熊野本宮）、
那智の滝を御神体とする信仰
（那智大社)、
神倉山の「ごとびき岩」を
神の依代 とする信仰
（熊野速玉）、
それぞれルーツの異なる
独立した自然神信仰だったんです。
奈良時代、
修験(仏教)とともに
祖先神信仰が流入してきて、
本宮の神をスサノヲ命、
那智の神をイザナミ命、
速玉の神をイザナギ命、
その他
熊野の山々に鎮まる神々を
祖先神信仰の神々に割り当てたため、
それまで
個別独立の自然神だった
熊野の神々が、
祖先神信仰の基に体系化され
一体化されていったのです。
ゴトビキは蝦蟇の事で、
月にいる蛙ですね。
(琴弾きは神降ろしの音楽)
月を司るのは
四神の白虎ですから、
大和の東にありながら、西、
つまり
星の沈む場所と繋がる場所として、
根の国の概念と
繋がったようです。
東は
西に沈んだ星々が穢れを落とし、
海で禊を終えて再生される場所であり、
再生される前の象徴である
『籠り』(こもり)の地なんです。
(イザナミも再生される存在)
大斎原、ですね神武に
高倉下から渡される経津主は、
生まれたばかりの
(再生されたばかりの)
人の背守りの紋章(火局)であり、
太陽の象徴ですね。
西で敗れた神武は
東で再生されるのが、
本来の自然の摂理であり
(古代の天文観)、
大和(日本)の天空から
地上を治める天皇になる理由なんです。
参考
新熊野神社ホームページ原始熊野信仰
文、蛯原春比古さまに
帰属します
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