徳積みして咲かせた花は | 開運行動すれば【その先、ヒカリ♥】

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黄泉の国、記紀を正しく知る事は、日本人として非常に大事です。
漢方養生指導士
ご縁玉と寅の日お財布さまおまじない感謝祭の提唱者です!





同じ花でも


菜根譚一日一言



富貴名誉(ふきめいよ)の、

道徳より来たる者は、

山林の中の花の如(ごと)く、
自(おのず)から
これ舒徐繁衍(じょじょはんえん)す。

 功業より来たる者は、

盆檻(ぼんかん)の中の
花の如(ごと)く、
便(すなわ)ち
遷徙廃興(せいんしはいこう)あり。 

若(も)し、

権力をもって得たる者は、

瓶鉢(へいかつ)の中の
花の如(ごと)し。

その根植(ねう)えざれば、
其の萎(ちじ)むこと、
立ちて待つべし。



現代語訳

徳を積んだ結果で得られた
富貴や名誉は、

大自然に咲く花のように、
自然で自由自在で
伸びやかに茂る。 

これに対して、

事業の成功で得られた
富貴や名誉は、

盆栽や花壇の花のように、
人の心次第で枯れたり、
間引きされたりする。 

さらに、
権力により得た
富貴や名誉は、

花瓶の切花のように根が無く、
直ぐに枯れてしまう。


 つまり、
下心を持たずに
淡々と出来上がっている
社会の評価は
永遠だが、

事業の成功などによる評価は
不自然で、

況や権力で得た評価など
一瞬の評価にしか過ぎないということ。

 言い換えれば、

活人は、
成り上がり者ではなく、
地に足を着けた堅実な人間

ということになる。

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欲得でものごとを進めても、
結果が良くても、悪くても、
それは一時のことであって、

わが身の成長の糧にならない。

徳望によって進める事こそ、
無私になり、
匂うが如く花のように、
人を引きつける。


そうありたいものである。




富貴、聡明な人物は


菜根譚一日一言


富貴(ふき)の家は
宜(よろ)しく
寛厚(かんこう)なるべくも、

反(か)って
忌刻(きこく)なり。

是れ富貴にして、
其の行いを
貧賤(ひんせん)にするなり。

如何(いかん)ぞ
能(よ)く享(う)けん。 

聡明な人は
宜(よろ)しく
斂蔵(れんぞう)すべくして、

反って
炫耀(げんよう)す。


是れ聡明にして、
其の病を愚(蒙)にするなり。

如何(いかん)ぞ
敗れざらん。



現代語訳

地位も財産にも恵まれている者は、
当然、
他人に対し寛容であるべきだが、

反して
他人をねたみ残酷なことをする。


これは
物に恵まれても、
行いが貧しいからである。


このようなことで
どうして福を得られようか。


 また、
道理に明るく聡明な者は、
当然、
それを隠しておくべきだが、

反して才能を自慢する。 


これは、
才能に恵まれていても、
心が貧しいからである。


このようなことで
どうして 失敗しないと言えようか。 


つまり、
活人は
強みを活かして誇らず、
弱みを補われて感謝を忘れず。

  言い換えれば、
活人の所業は、

秘すれば華、
秘さざれば華ならず

なのだ。

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上手くいっていると
ついつい自慢したくなります。

失敗ばかりしていると
誰彼なしに弱音を吐き、
助けを求める。


どちらにしても、黙っておくのです。




ありがとうございます