歴史、古典を学ぶと、現代が解る! | 開運行動すれば【その先、ヒカリ♥】

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黄泉の国、記紀を正しく知る事は、日本人として非常に大事です。
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歴史を学ぶ


安岡正篤活学一日一言


「歴史は過去の例証からなる
哲学である」

という西洋の学者の名言が
ございますが、

確かにその通りでありまして、
現代のいろいろの出来事も、
歴史を見れば
ちゃんと類型のことが書いてある。

だから
現代を知ろうと思えば、
どうしても
歴史を
学ばなければならない。

丁度裁判において
過去の判例を
参考にしなければならぬのと
同じでありまして、

人間界の出来事は

先ず以て
歴史の実例を参考にすることが
一番大事なことであります。

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まさしく、
温故知新の実践となります。





古典に親しむ



われわれは常に
時と処(ところ)とに限定されて、
狭い窮屈な
遽(あわただ)しい生活を
しておりますが、

そういう中にあって
古典に心をひそめる時には、

われわれは
時と処との限定を超越して、
直ちに無擬(むげ)の世界に
遊ぶことが出来るのであります。

古典は
こういう無限の楽しみや真の自由を
われわれに与えてくれる
のでありますが、

その上
古典は
歴史のふるいにかけられて
残ったものであります。

歴史的評価に耐えて
その生命を持ち続けるということは、
これは
容易ならぬことであります。


個人でもそうで
「歯徳(しとく)」という言葉が
ありますが、

生きるということ自体
一つの徳であります。


人と人との交わりにしても、
余程(よほど)お互いに修養し、
蘊蓄(うんちく)を持たなければ
なかなか
長続きするものではありませぬ。

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致知が出版した「人間学入門」の
発刊によせての文章が
感動的と思えるのは
安岡先生の教えを
いただいているからではないでしょうか。


ご紹介しましょう。


いま、時代は
目まぐるしく変化しています。

こういう時代に生きていると、
絶対に変わらない不変の真理など
ないように思えてきます。

しかし、いかに時代が変化しようとも、
絶対に変わらない不変の真理は
厳然としてあります。

いろいろないい方ができますが、
ここでは四つのことを挙げます。

一つは、
「人間は必ず死ぬ」
ということです。

この世に生まれて
死なない人は一人もいません。
生者は必ず滅します。
宇宙が始まって以来の
絶対不変の真理です。


二つ目は、
「自分の人生は
自分しか生きられない」
ということです。

子供が病気になり苦しんでいる時、
親は代わってやりたいと思います。
しかし、
その子の人生は
その子にしか生きることができません。
人生に代役はないのです。


第三は、
「人生は一回限りである」
ということ。

人生は繰り返すことができません。
人生にリハーサルはありません。

 幕末の儒者、佐藤一斎は

「百年再生の我なし。
それ瞭度すべけんや
(百年後再び生まれてくる
自分ではない。
それ故、日々を
虚しく生きてはいけない)」

といっています。

一斎は
その思いを強く持って
生きていた人であったから、
後世に残る仕事ができたのだ
と思います。



第四は、
「この悠久の宇宙の中で、
自分という人間は
過去にも未来にも
一人しかいない」
ということです。

これは本当にすごいことです。

百五十億年前にビッグパンが起こり、
四十数億年前に地球ができました。

その地球に生命が芽生え、
やがて人間が誕生します。

以来、どれほどの人が
この世に生を受け、亡くなっていったか
計り知れませんが、

しかし、自分と同じ人間は
一人もいなかったし、
これからも生まれてこない。

私たちは実に
奇跡のような生命を生きています。


「天上天下唯我独尊」


お釈迦様の一言葉は、
この事実を示しているのだと思います。

過去にも未来にも
たつた一つしかない、
この尊い命をどう生きるか

-それを学ぶのが

人間学です。

古来、先知先達の教えに心を磨き、
自らの人格を高め、

それを道しるべに、

自分にしか生きられない、
一回限りの人生を

豊かに生き抜くべく努め励んだ、

たくさんの人がいます。


私たちも
そういうすぐれた先人たちの
生き方に学び、
このたった一つの尊い命を
輝かせたいと思います。


本書「人間学入門」を発刊する
所以です。


ありがとうございます

この歳になって
終活を始めて思うのは

どうせ、あの世に
モノなど
持っていく事は
できないのだから

「こころ」を
学び直しておこうと
思う