『シリウスは饒速日』① | その先、ヒカリ♥

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蛯原さまのお話
シェアさせていただきました

ありがとうございます
 


『シリウスは饒速日』
〜饒速日は太陽のように明るい
土用(節分、きわけ)の星

天子様は倭を治めるには、倭の魂を御身體に、
お付けにならなければならない。

譬へば、「にぎはやひの命」が、「ながすね彦」の方に居た間は、神武天皇は戦にお負けなされた。

處が、此に「ぎはやひの命」が、「ながすね彦」を放れて神武天皇についたので、長髓彦はけもなく負けた。

此話の中の「にぎはやひの命」は、
即、倭の魂である。

此魂を身につけたものが、
倭を治める資格を得たことになる。 

此大和の魂を取り扱つたのは、物部氏である。

「もの」とは、魂といふことで、 平安朝になると、幽霊だの鬼だのとされて居る。
万葉集には、鬼の字を、
「もの」といふ語にあてて居る。

物部氏は、
天子様の御身體に、此倭を治める魂を、
附著せしむる行事をした。
此が、猿女鎮魂以外に、
石上の鎮魂がある所以である。
〜折口信夫/『大嘗祭の本義』

*折口信夫の『もの』とは
『鬼』であり、亡くなった人の魂なんです。
しかし、折口の言う
『大和の魂』ではなく、
天空の星々を従える神武に敵対する土蜘蛛は
悪い土公(鬼神、祖霊)であり、
凶星の箒星(はばき星、脛は脛巾)、
異変をもたらす星なんです。

つまり、
饒速日は
土蜘蛛という『鬼』
(土公神、竈門神、土地神、
家宅の神、祖霊)を
扱う一族から、
『もののべ』
となっているのです。

*古代、武器には呪力があると信じられていた。
武器を作る事で呪力を得た戦士となったり、
土地神への鎮めものには
たくさんの武器や武具がありますね。

土地神は
農耕や天文観から星神へとなっていき、
季節の移り変わりの
『土用』(道教)と結びつきます。
その中で重要視されたのが
『節分の星』(土用を分ける星)だったんです。

饒速日はシリウス、
神武天皇はオリオン、
ナガスネ彦は彗星(凶星)。


真顔ここですよ!
倭という土地を占有するには
土地神(鬼、土蜘蛛)を
従えなければならないんです。

土地神と折り合いをつけるには、
首魁の饒速日
(土地神を祭祀する一族、
道教、節分の星のシリウス、
天空で最も明るい星)を
従えなければならないのです。

『シリウスのニギハヤヒ』
〜神武東征と楚辞九歌の天狼星(シリウス)

晋の歴史を記した『晋書』の「天文志」には、
 「狼は野将たり、侵掠を主る」とあり、
天狼星とは山賊の首領であり、
この星の状態によって、
世に侵略や掠奪が起こるかどうか、
その兆候を窺うことができるという。

弧星については

「弧の九星、狼の東南に在り、
天の弓なり」

といい


「盗賊に備ふるを主る、常に狼に向ふ」

とあって、
山賊の首領たる狼星を封じる
役割を課せられているという。

そして、

「弧矢動移して常の如くあらざれば、
盗賊多く、胡兵大いに起つ」

とあって、
弧星が移動して
普段と違った位置にあるときには、
盗賊が増え、
北方の異民族が兵を揚げるという。

*長髄彦は

「我らは天磐船で
天より降りた天神の御子
饒速日命(ニギハヤヒ)に仕えてきた。
あなたは天神を名乗り
土地を取ろうとされているのか?」

と問うたところ、神武は

「天神の子は多い。
あなたの君が天神の子であるなら
それを証明してみよ」

と返す。


長髄彦は、饒速日命の

『天羽々矢(あめのはばや)と
歩靫(かちゆき)』

を見せる。
すると神武も同じものを見せた。
長髄彦はそれでも戦いを止めなかった。

饒速日命(ニギハヤヒ)は
天神と人は違うのだと
長髄彦を諌めたが、
長髄彦の性格がひねくれたため殺し、
神武天皇に帰順して忠誠を誓った。
〜wik参考

【楚辞 九歌 天狼】
『楚辞』は、中国戦国時代に楚の国で謡われた歌謡を集めた作品群を、そのように呼ぶ。
このうち「九歌」は、楚の南方に伝わっていた神楽歌を、屈原が新たに作り直したものとされ、多くは東皇太一(=最上神)や「雲中君」(=雲の神)、「湘君」 (湘水の神)などの個々の神々を題としている。

「天狼」が見えるのは
「九歌」のうちの「東君」。
東君は日の神を意味する。

青雲衣兮白霓裳
【読み】青雲の衣 白霓の裳
【意味】日は東から出て西に入る
東は青く、西は白ゆえ、東西の色を象る

挙長矢兮射天狼
【読み】
長矢を挙げて天狼を射る
【意味】
天狼(シリウス)という星を射るのは
日の霊で

操余弧兮反淪降
【読み】
余が弧を操つて反つて淪降

援北斗兮酌桂漿
【意味】
北斗を援いて桂漿を酌む

撰余轡兮高駝翔
【読み】
余が轡を撰つて高く駝翔すれば

杳冥々兮以東行
【読み】
杳かに冥々として以て東に行く

〜浅見絅斎講述の『楚辞師説』参考

【要約】
太陽が東から 昇って西に沈み、
翌日また東から昇るために東へと移動する。
その間の天の有り様を、
日の神の行動として描いたものと
考えることができる。

「青雲」と「白霓」は、
五行の考え方によって東と西を表す。
日の神は、
東から西へと移動しながら、
長矢を以て天狼星(シリウス)を射る。

天狼星を見事に射抜いた後、
自分の弓を持って
西の地の下へと沈んでゆき、
北斗七星の柄杓で祝杯をあげ、
やがて地下を東へと進む。

*神武天皇は
西から東へ進み、
ナガスネ彦らを討伐しますが、
そのナガスネ彦らの首領は
ニギハヤヒなんです。
そして、神武天皇として即位し、
藤原京の西の畝傍山に静まるのです。

【李陵】
浚稽山に駐屯した李陵軍の前に
匈奴の大軍が姿を現す、 その前夜。
李陵軍の歩哨は、連夜、
光芒(尾をひいたように見える光の筋)を
ひきながら輝き続けていた
狼星(シリウス)のすぐ下に、
赤黄色の巨大な星が
尾をひいて動くのを目にする。 

ここで赤黄色の星のように見えたそれこそ、
まさしく匈奴軍に違いない。
果たせるかな、
この後、歩哨の報告を聞いた李陵は、
全軍に戦闘準備を命じる。
〜李陵 中島敦 より

李 陵(りりょう、? - 紀元前74年)は、
中国前漢代の軍人。
匈奴を相手に勇戦しながらも、
捕虜となったことで
敵に寝返ったと誤解された悲運の将軍。
字は少卿。

古代中国の人々は、
帝の周囲がさまざまな官職の者たちによって
固められ、世の中が治められていく、
そのさまを星に見立てて天に配置した。

人ばかりではなく、
天には道具や建造物、動物などを
象徴する星座もある。
天の世界は、
さながら人の世界の写し絵であった。

そして、そうした天の世界の現象こそ、
人の世界の予兆であり得ると
考えられたのである。

「今しも、天狼の星、斜に長い尾を引いて、
 その光芒、大空を掃ふばかり、
変乱の兆たることは、言ふまでもなく、
大旗は颯々として、風沙がこれに吹きつける」

今にも、
天狼星(シリウス)は斜めに尾を引いて、
その輝きは大空を掃くようだ。
(箒星になり、変乱を起こす)
これは変乱の兆しである事は
言うまでもない・・・

其の東に大星有りて狼と曰ふ。
狼角ありて変色すれば、盗賊多し。
下に四星有りて弧と曰ひ、狼に直たれり。
*弧
弧矢、天の弓矢

〜エッセイ 『狼』という星
著作 山田尚子 参考

 


 



饒速日の命日は
11月22日 です

継承したい神は、饒速日命

鎮魂祭は、この日です


奇しくも

わたしの誕生日も、同日


だからなのかしら

黄泉の国とのつながりは