人を引き上げようとする言葉は、要注意 | その先、ヒカリ♥

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黄泉の国、記紀を正しく知る事は、日本人として非常に大事です。
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ご縁玉と寅の日お財布さまおまじない感謝祭の提唱者です!

 

 

 

清水友邦さまのお話

シェアさせていただきました

 

ありがとうございます

 

考えさせられます

 

 

 

 

「あなたは愛と光なので、

そのままでいい」

 

「悪いもいいもない。

ただ物事を起こるままに任せる」

 

「あるがままで完全だ」

 

 

などの安易な言葉だけでは、

 

引き上げのカテゴリーエラーを

起こすので

要注意です。

 

 

 

つまり、何も変わりがない

自我の次元にいるのに

 

次元上昇したと

錯覚してしまう

 

のです。

 

 

同一次元の水平移動を、

変換といいます。

 

垂直に次元を超えて

上昇をすることを

変容といいます。

 

 

人生は

刻々と変化していきますから、

 

自我は

それに対応して

同じ次元を水平に変換していきます。

 

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、

意識はありますが

 

自我が未発達です。

 

 

成長する過程で

 

本質を否定して、

 

親や社会から植え付けられた

条件付けを受け入れて、

 

自我を形成していきます。

 

 

欲求が満たされないと、

分離して病理が発生します。

 

 

自我は、

仮面という

自己イメージと影でできています。

 

 

影は、

抑圧されて仮面の下に潜んでいます。

 

 

人は

仮面と影の分離に気がつかずに、

変換して生きています。

 

 

自動的に、

変換する偽りの人格を

 

自分と思い込み

 

人は生き続けます。

 

 

しかし、

偽りの自己は

制限がありますから

 

必ず機能不全をおこします。

 

 

硬直した自我のままでは、

環境が変わると適応できなくなり、

 

上位の構造に変容しなければ

対応できない事態が

発生します。

 

 

アイデンティティーの

破綻が起きる時は、

 

垂直に次元上昇する

変容のチャンスです。

 

 

しかし、

自己イメージに合わない

状況に遭遇すると、

 

分離していた仮面と影の境界線から

抑圧された情動が出てきます。

 

そこには

恐れや不安や怒り、

悲しみの基本的な感情があります。

 

その感情は痛みを伴います。

 

愛を受け取れずに

切り離したときの絶望の痛みです。

 

その痛みを探求していくと、

ハートの奥に隠された

愛を発見します。

 

しかし、自我は

湧き上がる情動を受け入れられず、

排除しようとしてしまいます。

 

自我は、

いまここにいられないのです。

 

自我には

防衛機制がありますから、

 

情動から逃れようと

思考が作り出す物語の中に

逃げ込んでしまいます。

 

いかに自分が

惨めで哀れで

ひどい目にあった不幸な人間か、

という被害者意識で

悲劇のヒロインを演じてしまい、

 

プロセスを止めてしまうのです。

 

 

自我は

あるがままの自分を

受けいれるのを嫌がりますから、

 

思考を働かせて

具体的な現実に直面しないように

してしまいます。

 

不安があると耐えられないので、

感じないようにするため、

思考を働かせて

概念化して安心しようとします。

 

変容がうまくいかないと、

古い自我に

固着して退行してします。

 

 

今までの自己では

やっていけないので、

 

器の新しい大きな自己に

変容しなければいけないときに、

 

恐れて

 

古い自己に執着してしまうことを、

固着といいます。

 

 

意識の発達は、

分化と同一化、同一化と脱同一化を

くり返しながら進んでいます。

 

それは、

特定のレベルと融合して、

そのレベルを学習して

自分のものにしてから、

分化して新たに浮上してくる

上位構造のレベルヘと

変容することを意味します。

 

その分化の失敗が

固着です。

 

 

また、変換して同一化するまえに

分化してしまう病理が

 

解離です。

 

 

人間の意識の発達・成長は、

 

古い自己が死んで

新しい自己が誕生することですが、

 

脱同一化

 

古い自己を含んで

なおかつ

新しい自己が誕生することです。

 

 

意識の発達段階は、

入れ子のような階層状になっていて、

高次な段階は

低次な段階を

「含んで超える」という

性質をもっています。

 

 

その段階の境界は、

固定的ではなく

虹のように連続的に変化します。

 

 

段階は

一時出来なものですが、

 

自我が

どの段階の

構造の状態になっているかで、

 

次の段階がきまります。

 

 

アカデミックな心理学と

スピリチュアルな秘教的知識を

統合しようとした

ウィルバーは、

 

発達段階を

前個的(プレパーソナル)状態、

個的(パーソナル)状態、

超個的(トランスパーソナル)状態の

大きく三つにわけました。

 

 

前個(プレパーソナル)とは、

自我が確立する前の

幼児の

自他の区別がつかない、

未分化な意識状態です。

 

 

超個(トランスパーソナル)は、

ヨガの最終段階の

三昧(サマディ)や仏教の最終目標である

涅槃などの、

自他の区別がなくなった

究極の意識状態です。

 

 

前個(プレパーソナル)と

超個(トランスパーソナル)は、

非合理的で未分化なのは

同じですが、

 

赤ん坊の意識と

高次の意識状態を取り違えるのは

間違いだとしました。

 

 

すべてが、

神聖だといって

引き上げたり、

反対に

すべてが

幼稚な退行だといって

引き下げたりするのは、

 

カテゴリーエラー

(前/超の錯誤 

pre/trans fallacy)

なのです。

 

 

マルクスは、

 

「宗教はアヘン」といい、

 

民衆にあきらめとなぐさめを説いて、

社会の不正から現状を改革することを

宗教は、

妨げていると述べました。

 

 

かといって、

仏陀やキリスト、老子を

 

真の精神病者と混同して

引き下げてしまっては、

カテゴリーエラーとなるのです。

 

 

1969年8月に

カルト指導者だった

チャールズ・マンソンは、

 

「すべてはひとつなのだから、

悪いことなどなにもない」

と言って

人気女優のシャロンテートを

殺害して

ハリウッドを震撼させました。

 

ですから

 

「あなたは愛と光なので、

そのままでいい」

「悪いもいいもない。

ただ物事を起こるままに任せる」

「あるがままで完全だ」

 

などの安易な言葉だけでは、

 

引き上げのカテゴリーエラーを

起こすので

要注意です。

 

 

探求の道を歩むには

自我の成熟も必要なのです。

 

 

 

 

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