清水友邦さまのお話です
シェアさせていただきました
心の痛みは、
心の全体性を
取り戻そうとするときに起こるので、
否定したり、逃げたりせずに、
そのプロセスを
経過することができれば、
自己の枠組みが広がります。
心の痛みは、
本質に気づくきっかけになります。
見るなと言われたのに
見てしまう物語が、
世界中の神話に出てきます。
日本神話のイザナギは、
妻のイザナミの
「けっして私を見ないでください」
の誓いを破って、
イザナミの腐乱死体を見て
逃げてしまいました。
人は強い恐怖感を伴う体験をすると、
直面しないで
そこから逃げることで、
心理的ショックを回復しようとします。
あまりにも
妻のおぞましい姿を見て、
無自覚にも 反射的に逃げてしまった
イザナギでしたが、
そこで逃げないで立ち止まり、
時間をかけて、
妻の死を受容して、
自分の内側に沸き起こる、
あらゆる矛盾や
否定的な感情を
受け入れたならば、
「恥をかかされた」と
イザナミも
怒ることなく癒されたでしょう。
自我は
あるがままの出来事を
受け入れることが
できません。
思考の物語に逃げ込み、
今ここに
いられないのです。
死者の遺体が
腐敗・白骨化して
霊魂が地上から離れるまでの期間を
殯(もがり)といいます。
心理的には、
死による喪失感が
癒されるまでの期間となります。
もし、悲しみを
心に閉じ込めて逃げてしまえば、
殯(もがり)が
終わらないことになってしまいます。
母親は、
優しい慈愛の母と不機嫌な鬼の母の、
二面性をもっています。
母親は、
自覚のないままに
感情的になって、
子供を傷つけてしまうことがあります。
傷つけられた子供に、
母親にたいする憎しみが生まれると
愛する対象を憎む
という葛藤に、
さいなまれることになります。
母親にたいする
否定的な感情が生じると、
それが罪悪感となって
心に痛みが生じるのです。
母親への愛の中に
怒りを混入させたまま、
大人になり
恋愛に傷つき、
愛が冷めて終わりを告げるときに、
愛は憎しみと怒りに変わります。
その人は
愛と憎しみの両極の間で揺れ動き、
関係性の中で苦しむ事になります。
生きることは
喜怒哀楽の連続で、
生老病死は
誰も避けることができませんが、
人間が成長するために
乗りこえなければ
ならないものとの
理解が生まれると、
すべての否定的な経験を
肯定的に捉えることが
できます。
心の痛みは
心の全体性を取り戻そうとするときに
起こるので、
否定したり、逃げたりせずに
そのプロセスを
経過することができれば
自己の枠組みが広がります。
心の痛みは
本質に気づくきっかけになります。
精神的な危機を乗り越えて
回復する能力を、
すべての人間は
潜在的に持っています。
その鍵は
恐怖や不安、悲哀から
反射的に逃げて
今ここにいられない自我に
同化することをやめて
本当の自分
(あるがままに
見守っている自己)に
気づくことができるか
どうかに
かかっています。
******** 古事記 ********
火の神のホノカグツチ
(火之迦具土神)の神を産んだ後、
イザナミは
陰部を大火傷して病気になり、
しばらくして亡くなってしまいました。
イザナギは
嘆き悲しみ、
ホノカグツチを恨んで
十拳剣(トツカノツルギ)で
その首を斬り落としてしまいます。
どうしても
死んでしまった愛妻に
もう一度逢いたくなったイザナギは
死者がいる黄泉国を訪ねました。
『是に、其の妹伊耶那美命を相見むと
欲ほして、
黄泉国に追ひ徃きき。
尒して、
殿の縢戸より出で向かへし時に、
伊耶那岐命語りて詔りたまはく、
「愛しき我が那迩妹命、
吾と汝と作れる国、
未だ作り竟へず。故、還るべし」
とのりたまふ。』
古事記原文
「どうか帰ってほしい」と訴える
夫イザナギに
妻のイザナミは
「帰れるようになんとか
黄泉の神様に相談してみましょう。
その間どうか私を見ないでください。」
と言い残して
奥に消えていきました。
妻がなかなか戻ってこないので、
しびれを切らしたイザナギは
約束を破って
とうとう禁止された奥を
覗き見してしまいます。
禁止されると
したくなる衝動欲求を
心理的リアクタンスといいます。
イザナミの体は腐乱して、
たくさんの蛆虫がたかり、
頭、胸、腹には
雷神がいました。
神話のイザナミは
優しい母性と怖い母性の二面性を
もっています。
イザナギは、
変わり果てた 妻の姿に
恐怖して逃げると、
イザナミは
「よくも恥をかかせたわね」と怒って
黄泉醜女(よもつしこめ)に
イザナギを追いかけさせました。
黄泉醜女(よもつしこめ)から
イザナギは
何とか逃げましたが、
次に
イザナミの体から出た
1500人の黄泉の軍隊が
追いかけてきました。
イザナギは
十拳剣(トツカノツルギ)を振るい
蔓(つる)の髪飾り、櫛、などを
次々と投げ捨てて
黄泉比良坂(よもつひらさか)まで
辿りつきました。
神話の英雄は
冒険の旅で
しばしば恐怖、怒りの感情を表し
復讐や戦いの中で
「最大の試練」を迎えます。
最後の難関で
邪悪な怪物に追い詰められますが
手に入れた魔法のアイテムを使い
追跡をかわし
危機を脱出します。
これは神話の構造で
マジックフライト(呪的逃走)と呼ばれ
映画の脚本に応用されています。
イザナギが
黄泉比良坂に成っていた
桃の実を三つ投げ捨てると
追っ手は
黄泉の国へ逃げ帰りました。
そこでイザナギは
「葦原の中つ国(人間の住む世界)の
人間たちが、
つらいことや苦しいめにあった時に
私と同じように助けてやってほしい。」
と
桃の実に
オホカムヅミ(意富加牟豆美命)と
名を授けました。
やっとの思いで
黄泉の国を脱出したイザナギは、
千引(ちびき)岩
(千人で
やっと引き動かすことのできる
大きな石)で
出口をふさいで
イザナミに離別を言い渡しました。
「あなたが、
このようなことをされるのならば、
わたしは一日に
あなたの国の人たちを千人殺しましょう。」
とイザナミがいうと
「あなたがそうするなら、
わたしは、
一日に千五百の産屋
(出産のために建てる家)を
建てましょう。」
とイザナギがいいました。
地上世界と根の国の境、
この世とあの世の境目にある
黄泉比良坂(よもつひらさか)の場所は
日本書紀と出雲風土記によると
島根県松江市東出雲町揖屋に
鎮座する
揖夜神社(いやじんじゃ)あたりが
伝承地とされています。
松江に滞在中は
毎日晴れていましたが
揖夜神社(いやじんじゃ)参拝の日は
大雨で注意報が出ていました。
ところが
揖夜神社(いやじんじゃ)と
黄泉比良坂に到着した時間だけ
都合よく雨が止んでくれたのです。
参拝が終わると
又雨が激しく降ったのを覚えています。
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早池峰 瀬織津姫まつり
清水友邦お話会
全国の瀬織津姫の神社の
スライドを上映して
清水友邦が
女神のお話をします。
清水プラダがライアーを奏でます。
日時:5月27日(土) 11:00~12:30
会場:岩手県 花巻市 早池峰神社境内
会費:3000円
お問い合わせは
メールアドレス
kokyushimizu@gmail.com まで
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夏至の日は
秋田の大湯ストンサークルで呼吸道です。
秋田県鹿角市大湯に
直径52メートルの万座遺跡と
直径44メートルの野中堂遺跡がある
日本最大の環状列石
ストーンサークルがあります。
この二つの遺跡の中心部を
結んだ線上に
冬至の日の出と夏至の日の入りが
起きるようになっています。
石英の岩石で組石すると
そこに磁場の変化が起きます。
人間は磁場の変化を
感じ取る能力があるので、
古代の人々は
ストーンサークルで
イニシエーションを行うことで、
日常意識を超えた世界に
入ることができたのでしょう。
夏至の
大湯ストーンサークルの
日の入りは
6月21日(水)19時12分です。
清水友邦 呼吸道 in 大湯ストーンサークル
●日時:2023年6月21日(水)22日(木)一泊二日
・集合時間:6月21日(水)13時集合
・終了時間:6月22日(木)13時 終了予定
●会場:大湯温泉 yuzaka
https://www.yuzaka.info
詳細はイベントページへ
https://m.facebook.com/events/140513232321124/
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自然療法機構 NaO主催
清水友邦講演会
「自然療法と道(タオ)」
日時 6月25日(日)11:30〜13:00
会場 盛岡市南昌荘
参加費
ベジランチ付¥4,300
ベジランチなし¥3,300
16のマルシェは無料
自然療法機構 NaO
お申し込みはこちらから
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分離抑圧してきた自分自身と
直面する覚悟が出来た方の為の
ワークショップです。
呼吸道3day ワークショップ in 長野 時空の杜
●この3dayワークショップは
健康な方を対象にしています。
現在、精神病の薬を飲んでいる方、
心臓病、高血圧で
医師から激しい運動を止められている方、
出産まじかな方、
癲癇をお持ちの方、
その他、伝染病などをお持ちの方は
参加できません。
呼吸器疾患の方、
又は以前に上記の症状があった方は
ご相談ください。
●日時:2023年9月1日〜9月3日二泊三日
・集合時間:9月1日午後1時00集合
・終了時間:9月3日午後1時00解散
●会場 : 時空の杜
長野県須坂市大字仁礼字峰の原3153-3
https://www.soramori.info
詳細はイベントページで
母親は、
優しい慈愛の母と不機嫌な鬼の母の、
二面性をもっています。
母親は、
自覚のないままに
感情的になって、
子供を傷つけてしまうことがあります。
わたしの母親は
実の母親からの
(わたしにしてみれば祖母)
冷たい仕打ちに
立ち向かってきましたが
娘(わたし)が
生まれると
フラッシュバックしたのか
実の母親から
された事を
わたしに仕返しするように
なりました
それがわかったのは
20歳の頃で
自身で
母親はどうしてこうなのか
組み立てて
考えた時に
合点がいったのです
だから
わたしは
グレることも
引きこもることもなく
ここまで
生きて来れました
それは、般若心経を
知った時でもありました
親になると
きっと誰でも
自分の両親が
子どもにしてきた事を
そっくりそのまま
わが子に
気づかずに
やってしまう事があると
思います
それが
フラッシュバックだと
思います
愛情たっぷり受けて
そこそこ、経済にも困らず
そういう育ちならば
わが子にも
両親から受けた愛情を
与える事ができると
思いますが
わたしのように
両親不和、経済厳しい中に
育てられると
何クソ的に
自立する子どももいれば
引きこもる
社会に出ることができない
そんなふうになる
子どももいます
20歳の時に
人生の振り返りができたのは
本を読んでいたから
だと思います
想像力が
身を助けたと思います
逃げなかった
清水さまのお話は
まさにその通りだと
思います
人生の振り返りは
大事な仕事です
改めるところは、改め
また新しく
前進していくのです