早雲寺殿廿一箇条 北条早雲公 | その先、ヒカリ♥

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ウィキペディアより

 

 

早雲寺殿廿一箇条

 

北条早雲

 

 

戦国時代に

相模国の

後北条氏が定めたとされる家訓。

 

北条早雲廿一ケ条」ともいい、

北条早雲が定めたと伝えられる。

 

全21ヶ条から成るが、

内容は分国法としての面もあり、

神仏への崇拝、

主君への奉公の仕方、

文武の鍛錬法、礼儀作法、

友人の選び方、

大工修繕の方法、清貧など

日常的な生活上の心得などを

簡潔明瞭に示している。

 

江戸時代初期までには

成立しているが、

早雲が定めたかどうか疑わしい

という見方もある

 

 

分国法は

戦国大名の家中を規律する

家法(かほう)と、

守護公権に由来し

国内一般を対象とする

国法(こくほう)に

区別される

 

 

一、可信佛神事
(神仏を信ずること)
 
 
二、朝早可起事
(朝は早く起きること)
 
遅く起きると、
家来も
気が緩んで用事が果たせなくなり、
主君の信頼を失う。
 
 
三、夕早可寝事
(夜は早く寝ること)
 
夜は8時頃までに就寝し、
早起きして
6時までには出勤して
時間を有効に使いなさい。
無駄な夜更かしで薪を無駄にし、
寝しなに夜盗の被害にあえば
世間の評判を落とす。
寝坊すれば
公務も私用も果たせず、
1日が無駄になる。
 
 
 
四、手水事
(万事慎み深くすること)
 
無駄遣いや、
無遠慮な態度は見苦しい。
朝は洗面の前に、
邸内の厠、厩や庭、門外まで見回り、
掃除すべきところを適切な者に指示し、
それから素早く顔を洗いなさい。
水はいくらでもあるからといって、
ただうがいをして捨てたりしないこと。
家の中だからといって
大きな声を出したりするのは、
無遠慮で聞くに耐えない。
ひそかに行いなさい。
高い天にも身をかがめ、
固い大地にも
そっと忍び足で歩くとういう
教えがある。
 
 
 
五、拝事
(礼拝を欠かさぬこと)
 
常に素直で
正直な心を持ちなさい
礼拝をすることは、
身をただすことだ。
 
心を正しく柔和に持ち、
正直を信条にして上の者を敬い、
下の者を思いやり、あるものを受入れ、
ないものを求めず、
ありのままの誠実な心掛けは
仏神の思いにかない、
礼拝をしなくても加護がある。
礼拝をしても
心が歪んでいれば
天道からみはなされる。
 
 
 
 
六、刀衣裳事
(質素倹約を旨とすること)
 
分をわきまえて質素でありなさい
刀や服装は
他人のように立派でありたい
と思う必要はなく、
見苦しくなければ
十分と心得なさい。
無い物を借り続けると、
他人から馬鹿にされる。

 
 
 
七、結髪事
(常に身だしなみを整えること)
 
出勤の時はもちろん、
外出の予定がない場合でも
身だしなみを整えておきなさい。

見苦しい姿で

人に会うのは不作法で、

自分が油断すれば

家来も倣い、

来客にあわてるのはみっともない。

 
 
八、出仕事
(場の状況を見極めてから
進み出ること)
 
出勤した時は、
いきなり主君の前に
顔を出さないほうがよい。
まず次の間にひかえ、
同僚の様子をみて
状況をつかんでから
御前に参上しなさい。
そうしないと、
不慮の事態に
動揺してしまう場合がある。
 
 
九、受上意時事
(上意は謹んで受け、
私見を差し挟まぬこと)
 
主君から命令があれば、
まず返事をしてから
側に寄り、
謹んで拝命しなさい。
用事を果たしたら、
ありのままを報告し、
自分の才知を
ひけらかさないこと。
事案によっては
報告の仕方を思慮ある人と
相談してから復命しなさい。
独断はよろしくない。
 
 
十、不可爲雑談虚笑事
(主の前で談笑するなど、
思慮分別のない行動を慎むこと)
 
 
主君の前で
談笑などをしないこと
主君へお目通りの場で
雑談などをする人の
そばに近寄らないこと。
まして、
自分もそれに加わって
談笑したりすると、
上役はもちろん、
同僚でも
思慮分別のある人には見限られる。
 
十一、諸事可任人事
(何事も適切な者に任せること)
 
多くの人と交わって、
かつ問題を避けろという。
何事もしかるべき人に任すべきだ
 
十二、讀書事
(書を読むこと)
 
少しでも暇があれば、
本を読み、
文字が書かれたものを携帯して、
人目を遠慮しながら
見るとよい。
寝ても覚めても
やり慣れているようにしないと
文字を忘れてしまう。
書くことも同じ
 
十三、宿老祗候時禮義事
(常に礼儀を弁えること)
 
重臣方が
主君の側に
ひかえている場面では、
姿勢を低くして通りなさい。
無遠慮な態度で
足音をたてて通るのは
無礼なことだ。
誰に対しても
丁寧で礼儀正しくすること
 
十四、不可申虚言事
(嘘をつかぬこと)
 
上下万人に対して、
ほんの少しでも
嘘をついてはならない。
どんな時でも
ありのまま正直でいるべきだ。
嘘を言い続けると
習慣になって
一々つつかれ、
いずれは人に見限られる。
人から糺されるのは
一生の恥と心得なさい。
 
十五、可学歌道事
(歌道を学び品性を養うこと)
 
歌道の心得のない人は、
品がない。
良く学び、
常に言葉遣いに注意しなさい。
迂闊な一言で
胸中が悟られてしまうものだ。
 
 
十六、乗馬事
(乗馬の稽古を怠らぬこと)
 
基礎を達人に習い、
応用の手綱さばきなどは
稽古を積みなさい
 
十七、可撰朋友事
(友とする者はよく選ぶこと)
 
良い友を求めるなら、
学問の友人である。
 
悪友として除くべきは、
碁・将棋・笛・尺八の遊び友達だ。
趣味は知らずとも恥ではなく、
習っても害にはならず、
無駄に日々を送るより
ましな程度である。
人の善悪は全て友人次第だ。
三人よれば
必ず師となる者があるから、
その善人を選んで見習い、
良くない者は吟味すべきだ。
 
 
十八、可修理四壁垣牆事
(外壁や垣根は自ら点検し、
修繕を怠らぬこと)
 
帰宅したら
家の囲いや垣根など
周囲を点検し、
必要な修繕を指示しなさい。
下働きの未熟な者は、
その場しのぎで
用事を取り繕い、
後のことに無責任だ。
全てがそのようなものだと
わきまえて注意を払いなさい
 
十九、門事
(門の管理を徹底すること)
 
夕方は、6時頃に門を閉じ、
人の出入りのときだけ
開けさせなさい。
ぐずぐずしていると、
必ず災難が降りかかる。
 
 
二十、火事用事
(火元は自ら確認し、
常に用心すること)
 
夕方には
台所などの火元を自身で見回り、
家の者に
しっかりと指示しなさい。
よそからのもらい火への用心も
習慣となるよう、
毎晩指示すること。
 
女性は
身分の上下にかかわらず
そうした気持ちがなく、
家財や衣装を取り散らかして
油断しがちである。
 
多くの者を
召し使っているとしても、
全てを人にさせようと思わず、
まず
自分が行って状況を把握し、
その上で
後には人に任せてもよいものだと
心得るのがよい。
 
 
二十一、文武弓馬道事
(文武両道を旨とすること)
 
文武弓馬は常道である。
記すに及ばないが、
文を左、武を右にするのは
古来からのきまりであり、
兼ね備えなくてはならないものだ