月並祭は
毎月 1日と15日に
報賽(ほうさい)のために行う祭り
です
●月並祭
此神床に命坐奉る
このかみどこに ませまつる
掛巻も綾に畏き
かけまくも あやにかしこき
大神の大前に
恐み恐みも白さく
おおかみのおおまえに
かしこみかしこみも
まおさく
大神の廣き厚き
恩頼に依りて
おおかみのひろきあつき
みたまのふゆによりて
麗しく健に
うるわしくすこやかに
家事の事々に勤しみ
務めるを以ちて
なりわいのことごとに
いそしみ
つとめるをもちて
宇豆の弊帛を
捧奉りて
うずのみてぐらを
ささげまつりて
宇豆とは、素晴らしい
「幣」は麻(麻布)、
「帛」は絹(白絹、絹布)を意味する。
両者は捧げ物の
代表的な事物であることから、
本来、「幣帛」で
神々への捧げ物の「総称」を意味する。
「幣帛」は
「充座」(みてぐら)、
「礼代」(いやじり)ともいう。
「幣帛」は、
広義では神饌(食物)も含むが、
狭義では神饌に対する
特に布類を指す。
布類では麻布が主流なので、
主に「幣」の字が用いられることになる。
現物の代わりに
「幣帛料」として捧げられる金銭を
「金幣」という。
今日の生日の
足日の月次の
きょうのいくひの
たるひの つきなみの
今日の生気あふれる、
何事も満ち足りた日である
毎月のこの日
御祭仕へ奉る状を
みまつり つかえまつる
さまを
平らけく安らけく
聞食て
たいらけく やすらけく
きこしめして
今も行先も
彌遠に彌永に
いまもゆくさきも
いやとうに いやながに
大神の高き尊き
御恩頼に依りて
おおかみのたかき
とうとき
みたまのふゆによりて
禍神の禍事無く
家門高く
まがかみの
まがことなく
いえかどたかく
五十檣八桑枝の
如く
いかし
やぐわえのごとく
五十檣八桑枝
勢いがある、桑の枝
立榮えしめ給へと
たちさかえしめたまえと
乞祈奉らく状を
聞召給へと
こいのみまつらくさまを
きこしめしたまえと
恐み恐み白す
かしこみかしこみ まおす
●産生神祓
うぶすなかみの
はらい
産土=産生
その地に、生まれたことを
感謝し、
その地の鎮守神さまである、
産土の神様に
感謝すること
その地に生まれたのは
神縁であり、
その地の鎮守神さまは
親神さまでもあります
また、
永遠の守護神
でもあります
だから、あなたが生まれた地の
鎮守神さまを
早速、グーグルで
調べてみてください!
それが、あなたを
一生、守護する神様なのです!
この祓詞は
産土神さまに
感謝するものであり
その地に
産み成した母と
生まれ育っていく子どもへの
これからを
祓い清めて
護る詞でもあり
また、
妊婦さんのための
祓詞でもあります
高天原に
神留座す
たかまがはらに
かみづまります
皇親神漏岐
神呂美の命を
以て
すめむつかむろぎ
かむろみのみことを もちて
神明に
五色の幣帛を
奉倶
かみあかりに
いついろのみてくらを
たてまつり
五臓の神
五方の神
いおさのかみ
いくものかみ
五臓の神とは
肝、心、脾、肺、腎
五方の神とは
東、南、中央、西、北
五行の神を
奉請て
いつらのかみを
おきまつりて
五行の神とは
木、火、土、金、水の
五行論
神祓に 祓給ば
かむはらいに
はらいたまえば
天神 地祇神
八十百神等
あまつかみ
くにつかみ
やそよろずかみたち
下三千一百 餘神
鎮 守
しもみちいお おすかみ
しずめ まもる
その下の、
3100余の神々さま
氏神 速に
納受て
うじがみ すみやかに
きこしめして
平げく 安げく
皇神 降臨奉る
たいらげく やすらげく
すめかみ あまくだりまつる
如 此平産給て
罪 咎 祟
かく あまくだり たまいて
つみ とが たたり
安らかに子どもを
産むことに
罪、咎(とが)、タタリ
禍 穢は
不在物をと
わざわい けがれは
あらじものをと
わざわい、けがれは
あってはならないもので
あるので
母與子
長壽に
守給事の由を
ははと こと
ながことぶきに
まもりたまうことのよしを
八百萬
神等諸共に
聞食と申す
やおよろずの
かみたちもろともに
きこしめせと もおす