私がお父さんと呼ばなくなった理由 | 女45歳の挑戦!バツイチ→内縁の妻→今を生き抜く力を確保

私がお父さんと呼ばなくなった理由

息子が2歳前に離婚した。息子に少しだけ罪の意識を感じた。私には、父も母もいる。息子には、父がいなくなる。

離婚したあの日から私は、父のことを『お父さん』とは呼ばなくなった。息子からお父さんを取り上げてしまった罪の意識?負い目?いろいろな複雑な気持ちがあった

だから、父親のことは、「おじいさん」と呼んだり、名前で呼んだりする

あの時、私が1人で息子を育てていこうと思った。やってやる!って頑張った。何も世間を知らない私は挫折の連続であった〜泣きたくなる、死にたくなる、そんな日もあった。

息子が20を超え、家から離れていった今、ようやくいろいろな事に気づく

 i  西加奈子

私は、お金持ちでないけれど、『i』の気持ちがわかる

世の中の惨劇に胸を痛める

いくら胸を痛めても世の中は変わらない、いくら胸を痛めても高みの見物、いくら胸を痛めても自身はそっちの世界に行きたくない、・・・

胸を痛めるのは、悪なのか?とは、思わないけれど、胸を痛めていることを悩みとするのは違うような気がする

若さからくるものかもしれない
考えない人より考える事が大切かもしれない

自身の父や母はどんな人で、祖父と祖母はどんな人で、どういう風に私が出来上がったのかわかる安心さ

それがあるから強さを持てているのかもしれない

それが全くわからなかったら?

自分は誰で、どこからきたのかという謎、不安・・

息子は父を知らない。父を知らない息子がアイのようにそこに縛られ、胸を痛めていたとは思いたくない

生まれた時のことは変える事は出来ないけれど、今やこれからは、いくらでも自由に、好きなように生きていける

それが息子にあげた私からのプレゼント