四柱推命のお話です。
今回は刑について。
刑とは、
丑未成·
寅已申·
西・辰・午・亥
子卯
ざっとはこんな支の刑があります。
命式中にある場合や、行運で巡ってくる場合もあります。
刑とは、争いの象意になります。
命式中にある場合は
●年支の刑の場合 目上や親との争いを示す。
●月支の刑の場合 同世代や同僚との争いを示す。
●日支の刑の場合 配偶者との争いを示す。
簡単にはこうですが、詳しくの命式中の三刑については後ほど。
●●刑の種類●●
【無礼の刑】
丑と戌、戌と未の刑は五行では互いに土で兄弟関係にあるが戦剋の関係になることから「無礼刑」といわれる。
【勢いを恃む刑】
寅と巳、巳と申の刑はお互いに十二運では長生の星のため地支同士がお互いに勢いを誇っているとして「勢いを恃む刑」と言われる。
【恩無きの刑】
子と卯の刑は、子は水、卯は木、五行の関係では水生木と、母が子を産み育てるような関係にありながら戦剋の関係になるため「恩無きの刑」と言われる。
【自ら刑するの刑】
辰と辰、午と午、酉と酉、亥と亥は、同じ支の刑にある事から「自刑」と言われる。
🔷三刑が意味するもの🔷
肉親や人事関係の事柄、あるいは各種の事象問題につき各ポジションごとにこのような因果関係がある。
●年支と月支の三刑●
○自分と父との間が不和になる。
○祖先の恩恵を受けにくい。
○先祖伝来の仕事、父の業務を受け継がない。
など主に親先祖との事柄が考えられる。
●月支と日支の三刑●
○その人の基本運命の上に波乱が起きやすい。
○夫婦の不和が予想される。(男性の場合は軽く女性の場合は強く働く)
○情緒不安定や迷いなどの精神的動揺が起きやすい。
○自分の健康上に問題が生じやすい。
などが考えられる。
●日支と時支の三刑●
○子供の力を得られない。
○配偶者と子供の間が不和になる。
○老後の不安。
など、子供や老後の事柄が考えられる。
●日支と年支の三刑●
○自分の配偶者と自分の両親の間が不和になる。
などが、考えられる。
日支に、午、辰、酉、亥がある場合は行運で自分の日支と同じ支が巡ると「自刑」となります。
その場合は、自分がした事での問題が起こりやすいので、その時期の行動には注意。
刑は七冲の作用に比べ70%くらいの作用とはいえ注意ですね。