来年2016年の日本美人会バイオリンコンサートは! | 結月美妃の“あれアレこれコレ”

来年2016年の日本美人会バイオリンコンサートは!

 結月でございます。

 今朝も日本美人会紅茶オリジナルブレンドを飲んだわたし。この紅茶、本当にオーソドックスでしっかりしたテイスト。

 ちょうど昨日、美人会随一の甘党からおいしいというクリームパンをもらってしまって、それに紅茶を合わせた。しかし、随一の甘党だけあって、セレクトされたクリームパンはとてもおいしく、バニラビーンズががっちりと効いた重量感のあるカスタードクリーム。
 
 そんな日本美人会紅茶も一昨日、結美堂に到着して、昨日、4人の方が買ってくれました。

 さて、今年2015年5月5日(火・祝)の日本美人会バイオリンコンサートは銀座・王子ホールで、篠崎史紀さんによりブラームスのバイオリンソナタ全曲「マロのパーフェクト・ブラームス!」ですが、実は来年の2016年も同じく5月5日に日本美人会バイオリンコンサートをやることが決まっています。

 それはビッグな企画として、先月少しお話していましたが、先日、コンサートホールにお金も払ったので、確定ということで、もうお話してもいいでしょう。

 来年2016年のビッグすぎる日本美人会バイオリンコンサートは、大げさに言っているのではなく、マジでビッグな企画で、聞いて驚け! ナナナナナント! 我らがマロさん率いる特設オーケストラで、モーツァルトの交響曲を一気に6つもやってしまうものなのだ!

 うぉ~! これはすごすぎる! 

 わたしがこやなく愛するモーツァルトで、しかもその中でわたしが最も愛する交響曲第41番「ジュピター」をラストに、25番、36番「リンツ」、38番「プラハ」、39番、40番と、6大交響曲として一日でやる!

 わたしは41番ジュピターは天界の音楽だと思う。そして、マロさんは、

 「モーツァルトは特別。モーツァルトは宇宙人だから」

 と、いつもおっしゃっている。

 数あるクラシックの名曲の中で、何が一番好きかという愚問を尋ねられても、わたしは迷うことなく、

 「モーツァルト、交響曲第41番ジュピター」

 と、答える。

 そんなジュピターの壮大な大フーガへ向かって、シンコペーションでいきなりトップスピードで始まる交響曲第25番で幕開ける。

 このスタートは超カッコいいと思う。それをマロさんに話したら、マロさんも言った。

 「それはカッコいいね~!」

 そして、このモーツァルトをやる特設オーケストラがすごい! これは指揮者を必要としない、つまりマロさんがコンマスで弾き振りをするもので、日本のプロオーケストラの中でも、そのトップクラスで、かつマロさんが認める奏者をマロさんが集めて結成するスーパーウルトラハイグレードオーケストラ。

 そのオールスターオーケストラは、MAROオケと呼ばれる。

 これは日本で一番、上手いオーケストラになるのは間違いない。だって、日本のプロオーケストラの中でも、コンサートマスター、首席クラスが集まるんだからね。

 そんなマロオケで、モーツァルトをやるんだから、これはモーツァルトファンはにはたまらない内容だし、モーツァルトファンでなくても音楽に興味があるひとにとって一大イベントだし、2016年の日本で開催される数あるコンサートで、最もインパクトは強いだろうね。

 この2016年の日本美人会バイオリンコンサートは、「篠崎史紀のモーツァルト6大交響曲演奏会」(仮題)というタイトルで考えていて、場所は、天下のサントリー大ホール! 2000人収容するサントリー大ホールで、モーツァルトの傑作シンフォニーが6曲も聴ける贅沢さ!

 わたしはこのマロオケのモーツァルトは、ベルリンやウィーンに勝てると思ってる。いえ、音楽に勝ち負けはないけど、つまり彼らが聴いても、「日本人だけのオーケストラで、すごい音を出しやがる!」と舌を巻く演奏になるよ。

 この一日のために特設されたスーパーオールスター奏者たちが、この一日のために演奏するんだから、それはもう気合が違うからね。しかも指揮者がいないっていうのがいい。

 わたしは昨年末、自宅で葉巻を吸いながら、モーツァルトのジュピターを聴いていて、何度も聴いているこの曲にまたしても猛烈に感動してしまったその瞬間、

 「マロさんで、この曲をやりたい!」

 と、ひらめいた。でも、実際にてきるかどうか、それは事務的な問題だとか、音楽とは関係のないテクニカル的な問題がないかがわからない。そして、年末、NHKホールのマロさんの楽屋で、この企画を話してみて、いくつか対処しなければならない問題はあるけれど、できなくはないとのこと。まず最初の問題は、サントリーホールに空きがあるかということ、そしてあったとして、次に演奏者のスケジュールがその日に合わせられるかということ。

 サントリーホールは日本でも屈指のコンサートホールで、日本のプロオーケストラだけでなく、ベルリンフィルやウィーンフィルなど海外からもすごいオーケストラが訪れる場所。そんな格式もあって、人気もあるホールで、しかもゴールデンウィークの土日か祝日となるとまず空きがない。

 しかし、幸い、日本美人会が美輪明宏さんの『黒蜥蜴』を観劇するところから始まった5月5日だけが空いていて、わたしはすぐに仮押さえ。あとはマロさんがメンバーを集められるかにかかっていた。

 如何せん、普段、プロオーケストラに所属して年間スケジュールも決まっている奏者たちで、かつ超一流の奏者を厳選するからモーツァルトの交響曲を演奏できるだけのメンバー、弦楽器、管楽器、打楽器を集めるのは簡単ではない。

 そのスケジュール確認を待ちながら過ごしていて、マロさんから「いけそうだ」という返事をもらったときは、わたしは「いよいよだ」と思ったよ。そして、すぐにサントリーに連絡をして正式な申し込みをした。

 このブログでも数年前、佐久間聡一さんで大塚の小さな室内楽ホールでコンサートをやったとき、わたしはいつか日本美人会のコンサートを大ホールで、オーケストラでやりたいって書いたけど、やっと来年実現することになった。しかも、日本国内の最高のメンバーで、こよなく愛するモーツァルトのシンフォニー!

 まずは今年の5月5日のマロさんによるブラームス・バイオリンソナタ全曲の王子ホールだね。これも室内楽的にはすごいプログラムだから、本当に楽しみにしていてほしい。

 そして、来年の5月5日はモーツァルトの交響曲を6曲もサントリーホールで一度にやってしまうという破格なスケールだよ。

 大好きな交響曲第41番の最終楽章を終えたら、わたしはもう心は天界に行ってしまって、その後、この世で生きることがつまらなくなって、燃え尽き症候群になるのではないかと思っていた。

 「思っていた」というのは今は違うからで、来年のモーツァルトだけにしておこうと思ったけれど、その次の年、さらにその次の年、さらにその次の次の年の企画もわたしの頭の中では決まっていて、2019年のコンサートまでたどり着けたら、もうやることはないと思う。さすがに打ち止めだと思う。ここまでやれたらコンサートに関しては燃え尽きたって言えるかもしれない。

 ただ、それはできるかどうかは今の段階ではわからない。それはコンサートをその都度成功させないとつながらないから。それに2019年の内容は特に編成が大きすぎるから、かなり難しい。だから頭の中では2019年までの曲目はすべて決まっているけれど、それが実現できるかどうかはまったくわからない。

 でも、2019年のコンサートで、最後のアンコールはモーツァルトの交響曲第41番ジュピターの最終楽章をやりたい。この曲でひらめいて始まったマロオケ企画が、この曲で最後のアンコールで締めくくられれば、すべてが天界に戻り、すべてが浄化する気がする。

 と、そんなことを企画していて、ともかくは今年2015年の王子ホールでの「マロのパーフェクト・ブラームス!」に皆さん、ぜひ来てください。

 
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