心霊講義はやっぱりやらなくちゃ。 | 結月美妃の“あれアレこれコレ”

心霊講義はやっぱりやらなくちゃ。

 結月でございます。

 9月28日(日)にやる結月の心霊講義ですが、何かわかりやすいタイトルはないかと思いつつ、メンドーだからそのまま心霊講義でもいいかと思うこの頃。というのは、心霊講義は心霊講義だから、それを馴染みやすいようなものに変えるのも変だと思うし、今まで日本は職業安定所を「ハローワーク」にしたようなことばかりしてきたから、そろそろ本質主義で誤魔化さない方向に戻してもいいかと思いもした。

 ただ、講義内容をサブタイトル的にして、例えば第一回は「わたしたちは死んだあと、どうなるのか?」など、そんな感じで内容をわかるようにしたいと思う。

 とは言え、第二回はやるかどうかわかんなくて、聴きたいってひとがそれなりにいれば続けようと思うけれど、いないなら無理してやろうとも思わない。こういう話は通じないひとには通じないし、わたしだって霊界のことをすべて知らないし、すべてを知りようもないし、大切ではあるけど別にそんなことを考えなくても人生は過ごせるし、それよりも現実的なことのほうが誰しも重要なのだから、という気もする。

 しかしながら、伝えなきゃいけない思いもあるし、それを知っていればもっとこの世を有意義に、また余計なことで悩まずに済むということもあるから、まあやってみてからその先のことは考えよう。

 でも、今日もニュースであったけど、いかがわしい除霊とか自称霊能者に騙されて、何百万とかいう大金を払いながらお祓いと称して結局殺されちゃったりする事件は絶えず、まったくそういうのに騙されるのも「欲」があるからとはいえ、霊のことをちゃんと正しく知っていないからそういうところへ行くひとはなくならない。

 とにかく霊というものに対して、みんな、すごく考えが甘いというか、浅はかというか、単純に考えすぎるから、そこに幸せになりたいとか、結婚したいとか、そういうエゴな欲望に揺り動かされて悪徳なところに騙される。

 だから、講義ではなぜ騙されるのかを話そうとも思う。

 さて、講義の内容は概ね考えていて、やはり「憑依」の怖さを伝えたい。しかし、憑依を伝えるにはまず死んだあとどうなるのかということを知っておかねば説明できないから、憑依についての講義は第二回以降になると思う。

 それから霊と芸術というテーマも話したくて、芸術は単に生きている人間の営みだけで生まれるものでないことを話したい。

 しかし、霊の世界はあまりにも広大で、今の段階でわかっていることだけでもかなりのものだけど、霊界のうちどれだけわかっているかというとほんの少しだと思う。

 なので、とてもじゃないけど一回では話しきれなくて、第一回のテーマ「わたしたちは死んだあと、どうなるのか?」についても90分ではきっと話しきれないと思う。

 できるだけわかりやすく、端的にまとめようとは思うけれど、こればかりはハウツー本のようにはいかず、さらにそれをこうして生きている中にどうやっていかしていくべきかが重要だから伝えるのが難しい。

 日本は明治以降、近代合理主義に邁進してしまったから、こうした精神界というか、霊的な世界をかなり捨ててしまって、昨今、ますます合理主義的発想でハウツー化してしまっている。

 そんな合理的思考で要領よくハウツーでやればうまくいくかと言えば全くそうではなく、むしろ精神的に病んでしまって鬱病は珍しくなくなったし、心療内科は大繁盛の有様。

 それはなぜかというと、人間そのものが非合理的なものなのにそれを合理的なハウツーで生きようとするからひずみが出てしまうわけで、そんな無理やり合理的にするからストレスになる。

 人間なんて全然合理的でなく、非合理な生き物です。1時間前に食べたいと思っていたものを食べたくなくなったり、好きで結婚したのに離婚していたりする。

 人間の想念でできあがっているのが霊界だから、なんちゃって科学的な合理性では全くそれを理解することはできません。

 人間は恐ろしいほど非合理的な生き物で、非合理性を人々がぶつけ合っているのがこの世です。だから、ひとは悩みがなくなることはないし、自殺するひとはたくさんいます。

 でも、そんな非合理性を霊界を通じてみれば自分のこともよくわかるし、ギクシャクすることは少なくなります。

 と、いろいろ話さなくちゃと思っていて、考えてみればこうして話せる段階にまで自分が来たんだなという気もします。お役目はそうやって来るものだし、そうなるようにちゃんとなっているものなんですよ。

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