劇団時間制作【普通】終演。
やっとココにたどり着いた
おまたへ｡* ﾟ
改めまして
劇団時間制作【普通】全公演終了致しました。
沢山の方々に支えられ駆け抜けられた事
心より感謝でいっぱいです。
本当に本当に
有難う御座いました！
大きなものを変えられなくていい
派手なものもいらない
本当に、ほんの少しでもいいのです。
皆さんの明日の何かになれたのなら。
もちろんほぼ大絶賛級のご好評を
大多数頂きホッとしております。
中には色々な意見もありましたが
それもそれ。
特に今回は、観る方も
自分が積んできた人生経験によって
感じ方が何十通りにも分かれるなぁと思いました。
もちろん、演る方もしかり。
私自身今までの演じてきた役の中でも
なかなか面白い種類の人物でした
私が演じた貴子は
優しい、怖い、恋しい、寂しい
温かい、寒い、落ちろ、行かないで
助けて、近寄るな、憎悪、恍惚感、高揚感
知らない、聞きたくない、いらない
いる、必要、側にいて
綺麗、汚い
しっかりしなきゃ、
ってフリ出来てるのかな。
と一部分をあげても
メーターがぐちゃぐちゃぐちゃー！って
同調と反発が入り混じって
それが常に同時に心に潜んで棲みついてる様な役でした。
これは
Twitterでも少しお話しましたが
中でもやっぱりダントツで
「辛い役どころだね
見てて辛くて辛くて…涙」と
見てて辛くて辛くて…涙」と山盛りの心配混じりで
皆さんがお声掛けてくださいました。
でも
確かに
探り探りで役を作ってる段階では
なかなかしんどかったのですが
なんだか
ある日、突然
ラストシーン後に
殆ど心が疲れない日があって。
あんなラストを迎えて
心が疲れないって
それがなんなのか
気になって気になって
試しに
少し感覚をズラしてみたり、
正常の人間ぽい感情出すとダメもらうし
終わった後の疲労感が沼底みたいになりました。
結果、
人間は解放された方が
よっぽど疲れるものなのか。と気づいた時
ちょっとゾッとした。
この無感無痛な感じが貴子なのかと、
身をもって感じた時に
少しザワッとしました。
あの中で１回終わっても
また次の日回には同じ呪縛が待っていたので
あそこに立ったら
毎日真美に会えるし、恭介に会えるから
待ち遠しくなってました。
毎日物語が始まるのが。
正直、普段のよくやる重い役の半分位の
心ダメージ。
その分
解放されないループする現実と妄想。
が、気持ちよく、心地よくなっていけばいく程
ご観劇後のお客様の泣き腫らしたお顔をみると
観てるお客様の方が
私達よりも心持っていかれそう
と。
と。皆様、よくぞ耐えてくださいましたね
感謝でいっぱいです。本当に。
と、ここまでは私個人の一部の感想。
そしてあの中でも
それぞれの目的地を目指しながら
一緒に駆け抜けてくれた座組の皆にも感謝を
今回も本当に良い座組
素敵な役者さん達に恵まれて幸せでした。
形上、私が主演でしたが
みんなが、みんな主演でした。
私としては。
女子ーズ。
庵役 前田沙耶香ちゃん。私のお客様は高確率でさぁやんに惚れておりました
ふふ
ふふ魅力的で愛情深さが切ない庵がとても美しかったですね｡*
唯一私より年上のおねぇさんでしたが
普段からとてもキュートで優しい女神でした
もしタイミングが合えば何年か後にまた一緒に｡* ﾟ
朱音役 橋本彩花ちゃん。座組では最年少でベビーフェイスで
皆に赤ちゃん赤ちゃんとイジられ…いや、可愛がられ
稽古から何くそ根性で（笑）負けじと食らいついていた姿がとても印象的で赤ちゃんフェイスと反して←
強い子だなぁ。頑張れ！頑張れ！と皆で陰ながら応援していた。
貴子に向けた憎悪の瞳がとても好きでした。
杏役 松村沙瑛子ちゃんさえは稽古で最初にお芝居を見た時から
あぁ、良い独特なモノを出す素敵な女優さんだなぁと印象が強くて。
そこから入って座組ではよく喋るし、笑うし、
どこの場所でもスッと入ってくれるので
とても頼もしい女性。だから
お酒飲むとどうしょうもなくなる酒飲み番長な所も嫌いじゃありません←
そんなさえだから、私も一緒のシーンの所は
自分が駄目な時は素直に反省出来るし、さえがダメな時はダメとはっきり伝える事が出来たし
とても信頼してました。
胡役 今沙栄子ちゃんふーちゃんは明るくゲンキよー！なパワーで
劇中を引っ掻き回しますが
その中では家族の大切さを一番知っていた子なんだな。と言葉の端々に感じましたね。
今ちゃんも毎回一生懸命、役目と共に中国人というハードルを悪戦苦闘しながら作り上げる姿が印象的です
台本をみると、全部カタカナで書いてあるセリフを平仮名に全部直して
噛み砕いて飲み込んでと凄く努力する姿が素敵でした。
面白天然行動も私達のツボで話題をかっさらっていきました
とても優しいふーちゃん。ありがとうね。
好美役 小名木美里ちゃん好美という今回の物語の中では
唯一、一般的な普通がどんなものか知りながら
あの中を浮遊するこれまた悩ましい役どころでしたね。
ナギちゃんは普段大人しめな雰囲気を出しながら
打ち解けると意外と大胆で明るくさっぱりと受け入れてくれる優しい女性。
好美のビンタシーンはお客様も息を飲んだのでは
でも叩かれあの場所での普通を突きつけられる度に
口からこぼれ落ちる本音が心に刺さった方も沢山いたのではないかと
彼女いわく、叩かれ続け片頬がスッキリと痩せたそうです（笑）
男子ーず。
篤役 平野隆士くんりゅーじは皆さんご存知の通り
稽古の途中で急遽AB両チームの篤になり
唯一シングルキャストとして駆け抜けてくれました。
これには引き受けてくれた事に皆感謝でいっぱい。
篤も事実を飲み込みながら間に入って誰かを説得してととても忙しい役どころでしたが
自分と戦いながら一つ一つのシーンを谷さんとじっくり作っている姿が印象的。
この作風の中疲れた顔を見せず
18公演本当によくぞやってくれました！
凄いぞ！
達也役 奥田龍平くんおっくんは、本当に役以外の時は←
優しくて温厚でみんなの優しいお兄さん。
でも稽古を重ねて本番を重ねる事に
普通に喋ってても自ら「達也」を出す
おちゃめな一面も皆の鉄板ネタでした（笑）
セーブセーブ発散の役は演ると
なかなか痺れますが最後の階段芸←
で全部リセット出来ちゃうような見事な落ち方。
実はあそこ、階段はなく、2段ぐらいのひっくい段差しかないんですよ（笑）
舞台監督さんとの巧みな合わせ技であの名シーンが毎回行われてました。
またおっくんの違う役も観てみたいなぁ
そして
高木家。
恭介役 平岡謙一くん座組の中では時間制作の唯一の劇団員。
珍しいですよね劇団公演で座組の中がほぼ客演でそれに囲まれるとゆー。笑
劇団公演で座組の中がほぼ客演でそれに囲まれるとゆー。笑きっと今まで劇団の中での積み上げたものや
決まり事もやる事も沢山あって大変だったと思います。
謙ちゃん自身もあんな強面のデカイ身体をしながらも（笑）どこか人見知りで優しい一面が多いタイプでした。
私と真美が物事にグイグイ系なので←
最初は戸惑ったかもしれませんが（笑）
逆にそれで巻き込まれてくれたらなと攻め込みました←
結果、良い時はちゃんと物語を引っ張ってくれるし、圧をおいて帰ってきてくれるし
駄目な時は、出る前に、
「ねぇちゃん、今日はダメだぁ」と素直にいってくれる可愛い可愛い弟になりました。笑
」と素直にいってくれる可愛い可愛い弟になりました。笑もちろん、人間ですから日々色々な事があって当然です。
でもそうやって調子を見せてくれる事で
じゃあ次のシーンを自分がどうすべきか
どうバランスを取ればいいのかと考える余地を与えてくれました。
とてもとても心が痛い役どころだったね。
恭介偉いね。
よくねぇちゃんを現実に引き戻してくれました。
本当にありがとうね。
そして
真美役 藤原亜紀乃ちゃん愛おしい妹、真美あっきー。
本当にひまわりみたいだね。座組でもこの
ひまわりが皆を毎日明るくしてくれました。
若いのに食らいついて食らいついて食らいついてぶつかってくれました。
今では周知の名物、死んだ魚の目（笑）すらも愛おしいのですが
劇中のあの瞬間のあっきーは
物凄いスピードで色々な事を考えてて
本当に回転が早く器用なモノを早い段階で手に入れたんだなと思わず目の前で微笑んでしまいました。
それを自分で理解しながら、
一ミリ一ミリ細かいズレを修正してくれたり、要望に応えてくれたりと尊敬するぐらいタフな子です。
一緒にお芝居をして年下の女の子で
凄いなって思ったのはあっきーが初めてかもしれないな。
舞台に立ったらちゃんと邪念やプライドを
綺麗に消せるって本当に大事なことなんです。
それを一緒に二人三脚でここまでやってくれて
今回、真美があっきーで本当に良かったなと心から思います。
毎日毎日、この階段を降りると
真美が笑顔で待っててくれて
幸せでした。
本心はもっともっとあの妄想の中で
自分が作り出した真美の成長を見届けたかったです。
きっとこれからあっきーは更に良い女優さんになるんだろうな。
職人系女優になってね！楽しみだなぁ
と、言うことで
このキャスト皆を諦めず見捨てず
最後の最後まで手を差し伸べてくれた
脚本演出 谷碧ニさん※頂いたマスカットが美味しすぎて独り占めしようとして
皆に責められてる所。笑
オフの時は本当におちゃめで夏休みの少年の様な方です
←
←26歳と脚本家の年齢としては
まだ若いのに物凄いモノを書きますよね。
お客様も皆、最後のご挨拶で谷さんが出て姿を見ると
びっくりしてました。
出演している私達からみても
本当に凄いなぁと日々感じていました。
演出もキチンと指摘タイプなので
是非、これから若い役者の子達も
こうゆう作品に出逢えたら良いのになと。
大人になってから基本が出来ない
困ったちゃんの役者って
実は本当に物凄い沢山いるので（笑）
谷さんにビシビシと若いうちに
しごいてほしい！って思うくらい素敵な演出をされます。
※私的には、昨日載せた（Twitter）エグ女の
作演のたまちゃんと手法が似ている。
個人的な意見だけど。
今でこの作品だから
これから谷さんが
お歳を重ね、もっともっと色々な出来事と
出会い積み重ねた後には
どんな作品が出来ちゃうんだろう。と勝手にわくわくしています。
とても楽しみですね
！
！また一つ好きな劇団さんが出来ました
そんなこんなで
これにて
私達の【普通】は閉幕です。
さて、これから先
スナック【虹】のみんなはどんな人生を
歩んで行くのでしょうか。
どんな事が待っているのかな。
そこから先は見届けてくださった方々のみが
描ける世界ですね。
どんなに辛くてもね
どんなに悲しくてもね
こうして光は当たるものなんです。
その光に気づくか気づかないかの差なのです。
あっきーが作ってくれました。
素敵ですね
今回の公演はDVD化されます。
Twitterにも流しましたが
また改めてお申込みの事も書きますね
長くなってしまいましたが
最後まで読んでくださりありがとう御座いました！
また次の所でお会いしましょう！
沢山の応援本当にありがとうございました！
愛を込めて｡* ﾟ + ｡･ﾟ･｡･
高木貴子×柚月美穂
※今回は個人的なお話記事を後ほどもう一個upします
ひとまず
また綴ります
@mihoyuzuki