今宵のアドバイス  六十四夜 | 結月美妃の“ミッドナイトアドバイス”

結月美妃の“ミッドナイトアドバイス”

守護星はお月様の結月美妃が貴女に贈る真夜中のアドバイス。
月夜の晩にご覧下さい。

 はい。今宵のアドバイスは、

 ~趣味も資格も闇雲では駄目~

 日本では男より女のほうが文化力があきらかに高いんですね。日本の男は本当に文化には駄目です。

 習い事や資格への関心も圧倒的に女性のほうが強いんだけど、ただ気になるのは関心があってもどうも闇雲すぎるひとが多いこと。

 今の自分とは違った自分になりたいという願望があるからなんだろうけど、手当たり次第に関連のない資格ばかり取っているひともいるし、結局そういうのは「多芸は無芸」なんですよ。

 しかも、日本の数多くある資格なんてほとんどが資格商法。わたしに言わせれば、ほとんど詐欺ね。あたかも資格を取れたら素敵な仕事ができるように演出されているだけ、現実はそんなものではない。

 それにそういう資格は資格学校が自分のところで勝手に作って、勝手に発行しているだけだから、大して価値のあるものでもないケースが多いんです。

 また、資格を取ったらすぐに仕事ができると勘違いしているひとも多いけど、資格というのはそれを持っていても就職できるとは限らないし、できたとしてもそこから修行が始まるわけです。

 フグをさばく免許を取って、料亭に就職できたとしても、すぐに包丁なんか握らせてくれるわけがないのと同じ。

 でも、あたかも資格があったら仕事が出来ると演出されているから勘違いしているひとってすごく多い。

 ほとんどが金だけ資格学校に搾り取られて、何の役にも立っていない。

 その仕事をするのには法律的に資格が必要なら取らなければならないけど、アロマテラピーとかフラワーアレンジとかにわけのわからん資格があるのはあれは資格商法。なんであんなもんに資格が要ります? 自己満足だけよ、ほとんどがね。

 資格を取れば、その技量が身につくと思ったら大間違い。結局はできるひとはできるし、できないひとはできない。そしてそのひとの心がけです。

 ですから、資格ばかりにこだわっている人って、要するに自分では何も決定する気概がないんですよ。「何かないかな・・・」って資格を探しているでしょう? それじゃ、駄目。

 趣味にしたって、どうせお金をかけるんだったら、本当にやりたいことを真面目にしないとね。あちらかじって、こっちかじって、どれも三日坊主で何も身についていないんじゃ、何の意味もない。

 趣味だっていろいろあるけど、ある程度その面白さを極めようと思ったら、どんなことだってそれなりに続けないとできないわけでね。

 あっちフラフラ、こっちフラフラ、思いついたら一口かじって、なんていうひとは何をやらしても同じ。仕事も信頼を得られません。ついでにいうと、男にもモテない。

 いくら文化といっても、闇雲じゃ駄目ってことなんですよ。