昨日の記事書いてて思い出した。


小2〜3年の2年間担任だった

おじいちゃん先生のこと。


もう定年間近で

薄くなった髪は真っ白で

黒縁メガネをかけてて背の高い

見るからに近所の偏屈じいさん


って感じの人が担任だった。

2年毎にしか担任もクラス編成も

変わらないはずなんだけど

なんでか小2小3の間担任だった。

産休代理だったんかな?


一番の特徴は「まわる」

と言う罰ゲーム的な慣習があって。


ちょっとした問題なんかの答えをノートに

書かせてるあいだ

先生が本棚から厚めの本を取り出して

児童の席を回って正解者以外の児童の頭を

その本で叩いて回ること。


どの教科の授業でもあった。

基準はよくわからなかったけど

ちゃんと復習してればわかる問題だったり

みんなの集中力がなかったりする時もあれば

誰も正解しなそうな問題でもたまに

してたなぁ。

2日に1回はあった気がする。


「まわる」


と言って空気をピリッとさせてた笑

思い切り叩くわけじゃないけど

男子も女子も手加減もなかった。


私も最初はビビりまくってたけど

だんだん慣れて叩かれても

あーあ叩かれた、って感じだったわ。 

子どもだったしね。


でも今やったらニュースになりそう笑 


そして、それよりもやばいなと

大人になって思ったこと。


給食の時間、同じ教室で先生も食べる

のだけど

日替わりで気に入ってる女子児童を

横の椅子に座らせて話しながら食べてたの。


これ普通に考えてその当時でも

かなりやばいよね。


周りから見ても可愛い子や愛嬌のある子が

選ばれてて陰キャでぼーっとしてた

私には縁のないことと思ってたら

2年の終わりごろ突然「横に」と言われ…


私も固まったけどクラスメイトも

固まって後にざわざわしたよね

「え?あの暗いyuzukaが?なんで?」って。


それを担任もわかっててみんなに向かって

「yuzukaはなぁ、笑うと可愛いいんだぞ」

と言った。


そりゃみんな「笑ってー!」って言うよね笑

目立つことが大嫌いな私は注目されて

引きつった顔しかできなくて

担任のことを恨んだなぁ。


何話したか覚えてないけど

この担任には

「お前はやり方さえ覚えれば

勉強出来る子だ。頑張れ。」と

よく言われてた。

その意味がわかったのは数年後だったけど。


担任のお気にの子はみんな放課後に呼ばれて

鈴虫をもらったり、お土産のお菓子を

もらったり、年賀状のやりとりしたりしてた。

私も給食を横で食べてからは

その仲間入りをしてた。


親たちも知ってて非難どころか

お礼しなきゃね、みたいに言ってたから

貰ってない人にバレなければいいや

くらいの気持ちだった。


子どもだからそれが異常だとは思わなくて

ちょっとだけ私達は特別なんだね

くらいのかるーい感覚だったなぁ。


他のクラスメイトたちも別にそれが

贔屓だー!って騒ぎ立てたりは

しなかったし。


今そんなことしてたら

ロリコンだの贔屓だのって大問題よね。

ゆるい時代だったわぁ。


あ、でも別に性的な嫌らしさは皆無で

ただ可愛い孫におやつを上げよう

みたいな感じでしたよ。

デレデレした感じも全く無くて

「ほら、これ」って集めた子たちに

ただ渡すだけでした。


可愛くもなく頭も良くないし暗いし

常にぼーっとしてた私に何の面白さを

感じてくれていたかは未だわかりませんが

もしかしたら自信をつけさせようと

してくれてた?


お気にの子たちは他に4〜5人くらいいたけど

みんな明るくて可愛い愛嬌のある

ヒロイン!って感じの子たちでした。

男子が1度も横に呼ばれなかったのは

やはりいくら定年間近の担任も

男だったってことですね笑


いやぁ、当時よく問題にならなかったなぁ。