前記事に上げた逆転美人という小説は

美人に生まれて得したことなど何もない

むしろ過酷すぎる運命だったと言う話

からストーリーがすすんでいくんだけど


美人でもなく、人より秀でた才能もなく

常に平均かそれ以下で生きてきた

平凡すぎる自分には

なにか一つでも武器があったら…と。

しかも一番わかり易い、『見た目がいい』

なんてそれだけで無敵じゃんかと

思いますが。


高校の時、この物語の主人公くらい

美人なコがいた。美人というより

整った美少女という感じの

めちゃくちゃ可愛い顔立ちのコ。

春のオリエンテーションで野外学習に

行ったときに、別の高校や一般の人

数人から、写真を取っていいですか

と言われていたくらい。


文化祭や体育祭では他の学年の男子生徒から

こっそり写真取ってくれとお願いされたり

各部活のエースクラスが皆誰がモノにするか

競ってるなんて話も聞いた。

1年の時に同じクラスだった私。

最初はちょっとかわいいな、って感じ

だったのに、どんどんどんどん垢抜けて…


もちろん本人も自覚してて

「フランス人形みたいって言われちゃったー」

なんてよく言ってたけれど

もはや自慢と取られないくらいのレベルの

美貌だったので、嫌われることはなかった。


そして頭も良くて、それを褒められても

「昔からなんだよねー」みたいに

謙遜もせず淡々と答えてて

レベルが違いすぎて嫌われるよりも

皆羨望の眼差しで見ていたし

私には世界が違いすぎて近づくのも

恐れ多かったくらい(笑)


イエベ色白陶器肌でつるんとしてて

まつげが長くて目はぱっちり唇は赤くて

背はやや低めで細すぎず太すぎず

瞳の色が茶色ver.なフランス人形そのもの

って感じの完璧な容姿で

性格はサッパリやや毒舌。


卒アルを見ると彼女だけオーラがありすぎて

加工処理されたみたいに不思議な

光を放ってて友達と感嘆のため息を

漏らした記憶があるわ。


私がある友達とちょっと揉めたときに

相談に乗ってくれてた友だちが

「yuzuちゃんは優しいから」

みたいにフォローしてくれたんだけど

その子は通りがかりに

「それは優しさじゃなくて弱さだよ。

嫌なことははっきり言わないと」

とバッサリ言って去ってった泣き笑い

カッケー飛び出すハート


そんな全方位無敵な彼女が

進学別にクラスが別れた頃

いつからか一緒に行動する友達が

いなくて、性格に難ありで

周りから密かに嫌われていた別のクラスのコ

に、休み時間になるたびに会いに来てて

あれー?なんて思った。


でもクラスでいじめられてるとか

嫌われてたとかはなかったと思う。

仲良さそうに話してるのも見かけたし。

でも私と同じクラスで輝いてた頃とは

明らかにオーラが違ったし

なんでわざわざ校舎もコースも違うのに

休み時間のたびにあんな子に会いに

来てるんだろーと

私の周りではざわざわしてた。


大学もその高校からは狭き門の

国立大に受かったのに

入学金だかなんだかを払い忘れて

違う大学に行ったと噂で聞いた。

でも頭良かったけどそういう欲は

昔からなさそうだったな。


だって本来もっと頭のいい高校に行けた

はずだけど、近いからというだけで

来てたっぽいし、だからといって

常にトップの成績ってわけでもなく

無理せずのんびり上位キープな感じ

っぽかったなぁ。


高校生にして色んな人と付き合ったとか

「今日〇〇(男)の家に泊まるんだー」って

言ってたー!とか

私から見たらモテる割に

男には興味なさそうに見えたけど

さすが美人はそっち関係も派手なのかぁ

なんて思ったり。

ただの噂なのにね。


彼女を狙ってた男子生徒だって

本気で好きというよりは

学校一可愛い高嶺の花を誰が落とすか

って感じのようだったし

ほんとかどうか分からない噂が

あったのも今考えれば

酷な話よね。


美人は得しないというのは

あながち間違いじゃないんだろうなぁ。


でもやっぱり私は武器が欲しいから

美人に産まれてみたかったなぁ。

かくいううちの母は昔かなりの美人でした。 

祖父譲りのハーフ顔で

写真見て誰だこのモデルは?と思ったら

母だったときの衝撃たるや…不安 

なぜ私は父親似なんだと何回思ったことか。


大人になるにつれて母似と言われることが

増えたけど、若い時代の母とは

似ても似つかない。


しかし超田舎で育った母も

父が初めての男性という

男関係興味なし、モテたであろう記憶もない。


私が生理的に無理な人から告白されて

断ったらその取り巻きに待ち伏せされて

嫌な思いして泣くほど落ち込んだときも


「モテる子は大変だよねぇ。

お母さんはそんな経験ないから」


と宣ったくらいw

絶対に気づいてなかっただけであろう。

ましてや自分が美人なんてほんの1ミリも

思ってもなかったであろう生き方をしてて

華やかな人生とは全く違う人生を歩んで

来たけれど、まあ平凡がいちばん幸せともいうしね。


一度でいいから高嶺の花なんて

言われてみたいわぁニヤリ