わたしもうつ病とパニック障害で
5年ほど治療していました。

私は兄と違い、職場だけが
生きていると感じられる場所でした。
元夫の収入がほぼゼロだったこともあり
働かなくては生きていけなかったので
神様が唯一見逃してくれた「働ける」と
いう希望でした。
(でもパートなので余裕はゼロ)

そして幸いなことに職場や友達皆に
理解があったこと。
この一言に尽きます。
だから倒れたり、遅刻したり
していても休まず働けていた。

職場以外は引きこもり
親戚の集まりや帰省にも顔を出さず
ついには母からの電話もでなくなった
私。(悟られたくなかった)
ガリガリに痩せて、冠婚葬祭の場でも
パニック発作で倒れたり
皆が集まる帰省の場でも食事以外は
寝ていたりと、私は誰が見ても
「病人」だった。
だから隠しててもバレたんだけど(笑)

もし兄が、働いてないにしても
私と同じだったら、きっとまた
状況は変わっていたと思う。
でも兄は、仕事以外はジムや買い物、
はたまた旅行に行けたり、家で
ゲームに熱中したりできる。
(ということは新型うつ?)

だから理解はされにくい。

もちろん、調子悪い日もあって
母いわく、目つきもおかしいし
情緒不安定で、やっぱり病気なんだな
と実感するらしい。

ちなみに私は言われるまでも言われて
からも兄が病気だと全く
感じませんでした。

それだけ兄嫁ちゃんも兄も頑張って
くれていたのだと今は思います。

でも…兄は良い夫であり良いパパだった。
子どもが出来るまで
料理が苦手だった兄嫁ちゃんに変わり
夕飯は早く帰れた兄が作っていたし
(そのことでよくケンカしてたらしい)
子どもが生まれたら当たり前だけど
職場や友人との飲み会なども
「週末は家族と過ごしたいから」と全て
断り家族サービスをしていた。

うちの母に子どもたちを預けては
ふたりでデートもしていた。

でも…病気になったら。
それまでのことってなしになるのかな。
病める時も健やかなる時もって
誓ったのにな。
家のお金は家族の為に遣うのではないの?

兄嫁ちゃんを責めてる訳じゃありません。
あのおおらかな兄嫁ちゃんが
うちの両親にそんなことを言うなんて
よっぽどストレスが溜まってツライ
思いをしていたのだと思います。
わたしだって同じ立場なら。

…同じ立場でも。

私は出来ない。
善人ぶって、と言われるかもしれないけど
私は義両親にお金をもらうことは
きっとしない。
夫婦になった以上は乗り越えるしかないと
思っているし
だいいち私は人より生活レベルの
基準が低いから。
最初の結婚でギリギリ食べていける
生活に慣れていてそれを基準に
考えているから。

食べていけない、家賃払えない
とかにならなければ
何とかしてやっていくと思う。
子育てしたこともないから、ある意味
怖さをしらないのだと思います。

でも、普通の生活をしてきた夫は

「兄嫁ちゃんのしたことは当然」
「俺だって、女で兄嫁ちゃんの立場なら
同じこと言ったと思う。」
「yuzukaは苦労したから人に頼れない
んだと思う。」

だそうです。
うん、わたしも兄嫁ちゃんの気持ちは
痛いほどわかるし
お金うんぬんより、自分が働いてて
帰宅したら毎日好きなことして過ごす
夫がいたら、かなりイライラするし
将来を不安に思ってしまう。
兄嫁ちゃんは何も悪くない。

でも順風満帆な兄の初めての挫折。
一家の主としてのプライド。
いつ治るともわからない焦り。
仕事復帰への不安。
兄の気持ちも死ぬほどわかる。
だから悲しくて悔しくて涙が出た。
兄とうつ病なんて、一番離れた
世界だと思っていたから。


一時は離婚もありえてしまうと
心配していた両親でしたが
今は少し落ち着いた様子。

母いわく、兄嫁ちゃんがお金の話を
一切してこなくなったのは
兄嫁ちゃんの父や姉に諭されたから
ではないかと言っていました。
実家や姉家族に頻繁に会うようになり
パタッと言わなくなったそう。

来月から兄は職場復帰予定です。
私は自分も経験したからよけい
兄には病気の話を一切しませんが
無事に復帰でも転職でも
一歩ずつ踏み出せることを願います。

どうか神様、お願いします。
兄の家族を守ってください。
かわいいかわいい姪っ子達が
両親に守られてすくすく成長できるように。