ホテルで年越しの翌日は
アウトレットへ行くことに。

色々見て回り、満足して帰宅後
彼から着信。

「なんか、財布がないんだ💦」

え…

落としたらしい。

うそでしょ?なんで?
お金まだけっこう入ってたんじゃない?!

かなり探し回ったみたいだけど
警察へ届けても結局出て来ませんでした。

こっからは坂道を転げるように
転落の道へ。

春前に改めて結婚の挨拶へ来て意外にも?
承諾を経てさあ今日はいよいよ
式場探し。
という日に「今から迎えに行くね~」
とメールしてもちっとも返信なし。
何度か電話してやっと出るも
何となく微妙な態度。

彼の寮の駐車場についても
「待ってて」というだけで全然出てこず。

胸騒ぎがした30分ほどたって彼が来た。
もうね、顔つきでわかった。
ああ、無理なんだ。結婚は。
ていうか付き合うのも難しいかも。
それくらいのことが まだ隠されてたんだ。

「落ち着いて聞いてね」
「嫌だ聞きたくなたい。」
「まだ言ってないよ」
「無理なんでしょ、結婚」
「…」
「別れた方がいいんでしょ」
「…」
「なんで!なんでいつもこうなの?!」

「オレだって!オレだってもう嫌だよ!
結婚したいのに!一緒にいたいのに!」
「じゃあなんでダメなの?!」
「…オレだってもう疲れたよ…」

もう、式場を見に行くって親にも言って
来ちゃったのに…
日曜日、せっかく休みを貰ったのに。

しばらくして彼からまた借金を
背負ってしまったと告白されました。
今度は母親の姉、前述の叔母さんの
借金だそうです。

あんなに大きな旅館のトップの役職で
お金もちだったはずなのに、借金!
多分やや認知症もあったはず。

いくら恩があるからって肩代わりなんか
してる余裕どこにあんの?!

そう言った私に彼は言いました。

「あんないい親がいて、苦労知らない
yuzuKaには俺の悔しさがわからん!」

貧しい環境で育ってきた彼と兄は
周囲から見下される事もあったようで
それを不憫に思った叔母さんが
人並みの生活にしてくれたことを
ずっと感謝し、恩を感じています。
だから肩代わりしたと。

確かに私には想像しかできない苦労です。
でも、私なら肩代わりはしない。
しなくていい方法なんていくらでもある。
三人よれば文殊の知恵じゃないけど
相談しまくるなりしてさ。
調べる方法だっていっぱいある。

でも、彼と兄はしなかった。

これも今となれば、ほんとに叔母さんの借金
なのかどうだったかわからないけど。


とにかく絶望の淵に立たされた私。
ふっと頭をよぎったこと。

まだ自分の車がなくて、公共交通機関で
通勤していた時、よくバスの社内広告で
弁護士事務所の広告があった。
漠然と
「こういうとこに相談したら良かったのに」
と思いながら眺めていたの。
その時はもう返し終わってたから
真剣には見てなかった。
でも借金の相談受付みたいな内容で
頭の隅にインプットされてた。


「バスのりにいこ!」


さんざん泣いて気持ちを取り戻した私。
とりあえず市バスに乗って広告を探す。

あった!!

番号を控えて、寮に戻り、彼が電話する。
そっからはほんとにトントン拍子に
進み、債務整理という形で話がついた。

しかも一度完済したところから借りていた為
その時の過払い金がかなりあって
びっくりするほど減額された。

無理のない返済計画を練ってくれ
あとはそれに基づいて生活できたか
家計簿みたいなものを月一回弁護士さんに
提出。

それも半年ぐらいで完済したかなぁ。
色々ありすぎてもう記憶が曖昧だわ。
でもそこに行き着くまでに
たくさん泣いてたくさん不安になって
ほんとによく持ったなぁと、思う。