こんにちは!
この記事を読んで下さり、ありがとうございます✨
まずは、ご自身が大運天中殺にいるのか、以下のサイト↓で確認してみて下さい。

命式 | 陣太郎ドットコム命式自動作成サイト。天干、陰陽五行、通変星、地支、十二運、空亡、羊刃、刑冲会合、干合、月令、時令、五行配当、旺弱、用神等をjin-taro.com

例えば、日柱が丁卯で、戌亥天中殺の方がいたとすると、大運での支が巡ってきた20年間は大運天中殺となります。
これは、正規の大運天中殺となります。そして、大運天中殺はそれ以外にも種類や移動条件がありますが、その時期はとにかく運気の上昇が起きやすいです。

大運天中殺で運気の上昇をするためには、それ以前の人生で苦労をしていないといけません。苦労というと、お金がない、両親がいない、健康が悪い、離婚した、借金がある、リストラにあったなど、とにかく目に見える不幸です。(ここでの不幸とは、大多数の人が不幸だよね、自分の身には起きてほしくないようなことを指します)
ご自身が最悪と言える状況が起きて、そしてもうすぐで大運天中殺に入るということがわかれば、その不幸は後に幸せになって貴方に返ってきます。

それが何で返ってくるのかは、大運の星によって変わってきます。
禄存や司禄で20年間の大運天中殺に入る方は、人生の中でその時期が一番稼ぐことができる時期になるでしょう。それまでの苦労が何だったのかと思うくらい、スムーズに人生が進んで行きます。それは、ご自身の努力だけではなく、運気の後押しがあるからなんです。
車騎や牽牛が巡る方は、お仕事が多忙になることが予測されます。禄存や司禄のように高収入が手に入りやすい時期でもありますが、出ていくことも多くなります。それは、ご自身が浪費しなくても、ご家族や親族にお金がかかって、働いた割には手元に残りにくい時期になりますが、それは悪いことではありません。

この大運天中殺は、入るときよりも、出ていくときの方が注意しないといけません。一般的に、大運天中殺は人生の中で一番良いときなんです。(※もちろん命式、大運の流れを詳しく見てみると、その方にとって大運天中殺が一番悪い時期となる方もいます。その場合は、大運天中殺を抜けた後に運気が上昇することが多いです。)それは、本来の自分では得られないようなものを得られる時期だからなんです。たとえ宿命で子供縁がなくても、結婚相手、恋愛相手を必要としない人でも、財に縁がなくても、その時期は自分の宿命を超えたものを得られるという別人のような運気を生きられます。その渦中にいると、そのありがたみがわかりにくいのですが、大運天中殺に入る前と抜けた後も総合して人生を振り返ると、大運天中殺の時期が一番良かったと思う方が意外と多いんです。

ですから、大運天中殺を抜けるときには”執着心”が出てきます。しかし、その執着心があると、自分の本来の運気に戻るときになかなか戻れずに、最悪の場合は、、ということにもなってしまいます。時間というのは、人間がいくら頭で執着しても関係なく進んで行きます。ですから、運気に逆らわずにしてください。大運天中殺で手に入れたものは、子どもで、結婚相手でも、マイホームでも大金でも、本来の自分には不釣り合いなものであることがあるんです。お金とか、車とか、手放せる物質は大運天中殺を抜ける前に手放しましょう。

お金も募金をしたり、寄付したりしてみてください。そして、結婚相手と大運天中殺で出会って結婚した、でも別れたいなら、大運天中殺を抜ける前に別れましょう。それは、ご自身の人生をこれから生きていかないといけないからなんです。別れる理由も、ただ相手が悪いわけでもないんです。大運天中殺は気の迷いで、普段の自分なら選ばない相手を選んでいることもあるんです。それは、年運天中殺とは違って、普通に良いお相手、良い人であることが多いのですが、大運天中殺を抜けるときは、この人とこれからも本当に一緒にいていいのだろうか、という疑念が生まれるんです。

お相手も大運天中殺の時に結婚された場合は、抜けるときもそこまで考えることにはなりませんが、どちらかが大運天中殺で、片方は天中殺の運気でもなく、命式も普通の方であればあるほど、それぞれ別の道に進むという選択肢が大きくなってきます。今回は恋愛、結婚相手との別れを例にしましたが、それ以外の決断であっても、このままでいいのだろうか、と問われることが大運天中殺を抜ける前にやってきます。それに気づいたら、抜ける前にできるかぎり手放していく、ということをしてほしいと思います。それは、将来のご自身のためでもあるんです執着心が出ると、大運天中殺を抜けるときにスムーズに次の世界に移行できません。ただでさえ、接運はギスギスするんです。その波を大波にしないように、できるだけ小波にするための手放しなんです。

もちろん、大運天中殺がやってこない人もいます。
その方は命式にもよりますが、人生のなかで運気のアップダウンが激しくない人生であると言えます。穏やかな人生です。
私は穏やかな人生であることがいかに大切か、考えることがあります。
私は生月中殺で正規の大運天中殺は来ない宿命なので、大運天中殺を習った時は、羨ましく思ったこともあるんですが、結局人生の中で生きる幸不幸の量ってみんなほとんど同じなんじゃないかということに気づきました。
ただ、ドバっと一気に不幸が来る時期がある人もいれば、そうではなく、生まれてから亡くなるまで一定量の幸不幸を繰り返し味わう人もいるんです。大運天中殺が巡る方は、一概には言えませんが、大運天中殺の時期にドバっと幸が来やすい人生設計であるんです。
ですから、これから大運天中殺が来る方で今しんどいという方は、今は耐え時なんだと思ってください。そして、それは大運天中殺の陽転の前兆で、悪いことではないんです。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました💓