少し時間がたってしまったけれどまとめました。実は桜が咲く少し前とGW中の2回ほぼ同じ場所に山登りに行ってきました。

  身体のことを考えて少し運動したいなと考えています。最近はパソコン入力しているだけなのに胸がバクバク動悸がしたり苦しくなったりする…。年齡によるものかストレスか分からないけれど夜眠れないので、そのせいかもしれない。山登りは大袈裟かな、山歩き程度かもですが少し運動して生活を変えていけたらいいな。 


  西武池袋線から西武秩父線に乗り換え吾野駅下車。初心者が気軽に楽しめる山を検索して見つけたコース。八王子から2時間も行けば山梨の美しい山々に日帰りで行けるようなのでので山歩きに慣れてきたら色々行ってみたい。里山をゆっくり散歩して写真も撮りたい。


 上り下りの斜面はあるけれど負担の少ないコースが理想だけど、地図の等高線を見る限り里山ではないかもしれない。おすすめのコースは11.8キロで所要時間は3時間50分とある。 





 西武秩父線の車内。向かい合って坐れる椅子が懐かしい。故郷が静岡なので東海道線の車内を思い出す。 





  吾野駅を降りてすぐ向かいにお店。登山届の提出をとある。







 大袈裟だなぁと思って登山届は出さなかったけれど、後で調べてみたら例えば高尾山のような低山でも年間100件近い遭難があるそうです。 


  可愛らしい住宅をしばらく進み山に入る。特に急勾配の山ではないけれど向かい側からくる登山者の皆さんの服装は全て本格的。軽登山靴を履きリュックに熊よけの鈴をつけている方も多く遠くからでもリンリンと聞こえる。 





  発砲注意と言われても何を注意したらいいのか、クマが出るかどうかはともかく猟友会の方々が狩りに来ることもあるのかしら。魚のいない所に釣人が行かないように獲物がいない所に猟友会の会員は行かないだろうから何かしらの獲物がいるのかしら。今どきの狩りは猟犬にGPSを付けて獲物の位置を把握し追い詰めるのだそうだ。正直な気持ちとして酷い趣味だと思う。 

  山道をしばらく行き狭い登山道に入る。沢にように水が流れて落ちてくる道を登ったり四苦八苦しているうちに一緒に来ていた娘が帰りたいと言い出した。山を歩く楽しさはあるけれど里山散策のつもりでいた娘にとってはただ疲れるだけだったよう。 

 

顔振峠までは行き着いた。 




  山中にある平九郎茶屋で正直言うとあまり美味しくない手打ちうどんを食べて帰ることにしました。山の中で休めて感謝。





  山登りは準備も足りなくて失敗だったけれど、帰りの西武池袋線のムーミンのラッピング電車が可愛らしくかった。 


  はさむといたいのは何の注意喚起になってない。可愛いけど。 


  日を改めてほぼ同じ場所の山登りに行きました。今度は西武秩父線の武蔵横手駅下車。武蔵横手駅から高麗駅までの9.4キロのコース。


 武蔵横手駅。 




  駅からすぐ山に入ると軽自動車がギリギリ通れるくらいの舗装道路で脇に川が流れている。




 名前は知らないけれど可愛い花がいっぱい。 



  入山料代わりに200円払って小さい滝を見て、よく手入れされた道からけもの道のような道へ進むと倒木が行く手を遮っている箇所が多く迷ったのかと不安になる。様々なコースを楽しんてもらうためにわざわさ用意したような20センチ位の幅の道を行くと、生い茂った草木の為に日が暮れてもないのに薄暗い。景色も良くない。

 誰にも会わないのも不安で、ちっとも楽しくない。細い登山道の三叉路で小さな立て札と木に結び付けられたトレイルレースの小さな旗を見つけた。レース終了後に回収しますとある。トレイルレース中なのかと驚いて立ち止まっていたら、鎌北湖方向の細道から本格的なトレイルレース参加者と思われる軽量のシャツと短パン姿の選手が走って現れた。道が暗いし人気もなく不安で怖いので声を掛けたかったけれど本気でレースに出ている選手の邪魔になることは出来ない。この選手はレース中なので私には目もくれずコースを確認して走り去っていった。トレイルレースは景色を楽しむレースではなくて、わざわざ走りにくい登山道や細道を自分の限界に挑むことを楽しむ変態レースで、その変態レースに偶然紛れ込んでしまって何だか面白いような気持ちになった。初心者が一人で入るコースではないのは理解出来て、鎌北湖まで行きたかったのを諦めて北向地蔵まで行き引き返すことにした。私が訪れた吾野や顔振峠といった奥武蔵では山中を105kmも走るかなり本格的なトレイルレースもあるようで、ど素人がただ歩いて景色を見て楽しむコースではないのだと思う。

 結局2回ともコースを踏破できませんでした。やはり山登りやハイキングを趣味にするのは無理なのかなぁ。 


  ところでラッピング電車の中で見た挟まれているムーミンはどの作品のムーミンなのか公式を読んで探しても見つかりませんでした。

 その代わり気になるスナフキンの名言?を見つけました。 



 この名言は短編『春のしらべ』に出てくる言葉です。短編集『ムーミン谷の仲間たち』に収録されています。早速読んでみました。以前スナフキンは作者トーベ・ヤンソンの恋人(不倫の時期があるのかな?)がモデルと知って読む気持ちが失せてしまった時期がありましたが、あらためて読んでみて面白いなと思いました。感想は今度まとめるかもしれません。 


 アウトドアの趣味を持ちたくて山に出掛けたのに、結局インドアの趣味に戻ってきてしまうなんて、山登りは向いてないのかもしれないなぁ。健康的な趣味を持ちたいのに。東京駅から筑波山行きの登山口まで運んでくれるバスがある。頑張れば日帰りできるようなので行きたいのだけど迷う。


  百名山に登りたいんだけどな。