2024年6月14日

 

犬派?猫派?

ー俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃までー

 山種美術館

 

 


 これは山種美術館に赴いた時のお約束。恵比寿駅から山種美術館に向かう途中のビルにある。

 

 

 

竹内栖鳳 『斑猫』1924年【重要文化財】

 栖鳳は、沼津で見かけた猫を譲り受け、写真撮影や写生をくり返してこの作品を完成させたのだという

 

同上(拡大)

 


長澤芦雪 『菊花子犬図』18世紀 個人蔵

 

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藤田嗣治 『Y夫人の肖像』 1935年 三井住友銀行

 これは写真不可だったので本展の公式サイトより拝借。

 山種美術館は日本画専門の美術館という謳い文句なのに、この絵はどう見ても洋画だろう。しかもこの作品は山種美術館の所蔵ではなく、わざわざ借り出してきたもの。

 日本画と洋画の両方の技法を駆使して描かれた作品という苦しい説明があった。なに、日本画と洋画の区別などあまり意味はない。日本画というジャンルは日本にしかないのだから。


 とはいえ、今日(6/16)のEテレの福田平八郎の特集では、福田の言った言葉を紹介していた。

 「日本画と油絵の区別は、ただ使っている絵具が違うだけというのですが、私は決してそれだけだとは思っていません。日本人が日本の伝統の基礎に立って、自然の神髄を描くことにあると信じています」

 う~む。フジタならどう言っただろうか。


 

山口晃 捕鶴圖(部分) 2014年

 これも撮影不可だったので、同じくEテレのアートシーンのテレビ画面を撮影したもの。

 即興で描いたものらしい。ある意味「席画」のような性質のものか。達者なものでありますね。

 

 

(ご参考)日本画で猫といえばこちらの菱田春草作品も有名。機会があればならべて展示してもらうと嬉しい。

 


 これは4年前にこの作品が展示された時のフライヤ。山種美術館の所蔵する6点の重要文化財のひとつで、こうしてたびたびメインヴィジュアルとして登場します。

 

  平日午前中にしてはかなりの賑わい。

 

 

 オイラはだんぜん猫派です。

(ご参考)当家の長女(ネコの長女)

 先日12歳になりました。

 

当家の次女(ネコの次女)

もうすぐ11歳

 

う~たまらん、この眼差し