2024年5月25日

 

小島貞二記念寄席
 柳家小さん独演会
  (グリーンスタジオ(市川市生涯学習センター))

 

 

 小島貞二記念寄席は料金が安いので驚き。昨年6月、鈴々舎馬桜師の落語会はなんと800円だった。馬桜師自身が驚いていたくらいだ。昨年12月、私は都合が会わず行けなかったが、人間国宝五街道雲助師の独演会も1,000円。

 市川市文化振興財団の主催で同財団から補助があるのだろうが、出演者への敬意を示すためにもう少し高めの設定がいいのではないかと思うほどだ。

 

 小島貞二は力士経験を経て、芸能・スポーツ(特に相撲)を得意分野とする新聞記者として活躍、豊美氏はその長男。豊美氏は音楽・映像・マルチメディアプロデューサーで、先代小さんの落語全集(レコード)を父貞二とともに企画し、これが落語家個人の全集のきっかけとなった由。

 

 

 最大キャパ260人。満員とはいかず、当日券若干ありと表示が出ていた。

 

 

 

 当代 小さん師匠については今さら私ごときがコメントするのも意味がない。

 落語界初の人間国宝を父に持ったのはいろいろ大変だっただろう。入門が早かったとはいえ、20代(29歳)で真打というのは誰でもできることではない。

 

 兄弟子に東京落語二人めの人間国宝小三治がいて、一方甥っ子の花緑は31人抜きで22歳で真打昇格。そういう中での6代目小さん襲名は、たいそうなプレッシャーであったに違いない。普通の人なら押しつぶされてもおかしくはない。

 

 今年7月で喜寿を迎えるという。元読売ジャイアンツ監督の堀内恒夫氏と同学年で、来たる6月25日に堀内氏と「喜寿の會」というジョイントイベントを開催するのだそうだ。二人とも後期高齢者には思えないくらい若々しい。

 

 あやかりたい、あやかりたい。