2024年1月12日
”ある閉ざされた雪の山荘で“
敬称略でいきます。
東野圭吾原作ということで見に行った。東野作品はごく初期のものを除いてほとんど読んでいる。本作も読んだはずだが、なにぶん30年くらい前の作品で、映画を見終わって、こんな話だったかなと、ピンとこなかった。
原作通りの脚色かどうかはもうわからない。時代が30年も違えば細かい設定は変わる。スマホとか。
映画としてすごくワクワクして見たかというとそうでもない。小説の方は東野圭吾作品だけに、もうちょっとドキドキしながら読んだはずだけど。
30年も経って映画化した意図はよくわからない。多作だが駄作のない東野作品であれば、もっとコンテンポラリーな作品を選択することもできたのでは?
登場人物も場面もごく限定されているので低予算で上がるという魂胆だとしたら、志が低い。
さる映画評に「映画より舞台での芝居に向いている」との意見があった。同意。俳優たちの演技にもそれにふさわしい。案外実現するかも。
若手有望俳優の競演はそこそこ見応えはあった。ネタバレ厳禁ということなのでストーリーとか書かないが、私のブログの影響などほぼゼロだ。
というわけで、映画としては微妙。まるっきりくだらないとは思わないものの、ぜひ見て下さいとも言い難い。率直に言って劇場の大画面でみるほどでもない。
ネタバレに影響ないだろうけど、念のためキャスト、スタッフとも割愛させていただく・・て、チラシ見たらわかるじゃん。