2022年12月19日

 

 

 ん〜これはね〜、前作の方が正直のめり込んだかな。今回の続編はクオリッチの個人的復讐譚という色彩が強くて、ストーリーに深みがなかった。いや、私の理解が浅いのかもしれないけど。

 映像の美しさ、特殊撮影の見事さは驚嘆にあたいする。3D映像の迫力も存分に楽しめた。192分という長尺を飽きずに最後まで見させる展開は一応見事であると言っておこう。水中の演技は俳優が実際に行っているそうで、シガニー・ウィーバーがインタビューで、訓練で6分以上息を止められるようになったとか言ってた。ホントかな。

 それにしても製作費は3.5億〜4億ドルと言われている。1995年に公開され、その後ユニバーサルスタジオの人気のアトラクションにも取り入れられたウォーターワールド(ケビン、コスナー主演)は、製作費が1.75億ドルで、当時破格の費用と言われたが、その軽く倍以上である。ノンリコースファイナンスで資金は引っ張ってきているのだろうから、万一映画がコケても制作者側は責を負わないが、投資家の方は大変なリスクを背負っていることになる。ジェームズ・キャメロン監督作品だから大丈夫だと踏んではいても、公開当初の数字は気になるに違いない。で、日本は世界135ヵ国中唯一初登場一位を取れなかったんだそうだ。The First Slam Dunkとすずめの戸締まりの後塵を拝したとかで、さすが日本のアニメは強い。

 すでに続編の制作にかかっているという話もあって、そういうときって往々にして第二作は中途半端じゃありませんか。いや、500億円以上かけて中途半端ってことはないね、失礼しました。キングダムの2作目を思い出してしまったものだから。3作目見に行くかどうかわからんな。