2021年6月5日 

Horie Shiori A Breath Away

 

コロナ禍で軒並み美術館が臨時休館している中、しばらく美術鑑賞を控えていたので、約1ヶ月ぶりの画廊探訪。

東京ステーションギャラリーで福富太郎コレクションを堪能した後、京橋〜銀座の六つの画廊を訪れた。

 

①東京ステーションギャラリー ”コレクター福冨太郎の眼”

②ポーラ ミュージアム アネックス ”絵を纏う 若槻せつ子「打掛」コレクション”

③翠派画廊 ”現代アート展”

④加島美術 ”堀江栞 声よりも近い位置”

⑤ギャルリーためなが ”ロレンツォ・フェルナンデス展”

⑥日動画廊 ”第58回 太陽展”

⑦リコーアートギャラリー ”画像・アラウンドスケープ・粒子 梅沢和木”

  

そのうち加島美術での「堀江栞 声よりも近い位置」を紹介しておきたい。4月~5月に神楽坂の√Kで開催していた個展を加島美術に移しての展示である(一部作品の入れ替えあり)。

堀江さんは有機溶剤にアレルギーがあるため、油彩画に取り組むことができない。そのため岩絵具と膠を使用する道を選んだ。だからこれを日本画と呼ぶのだろうか。あまり意味がないことだと思う。当たり前の話だが、日本画というジャンルは日本以外にはありませんからね。

√Kで感銘を受け、展示作品を購入できるのかと聞いた相手がご本人。今日、その絵も展示してあった。私の手元に来るのが待ち遠しい思いだ。在廊中の堀江さんとも再会ができ、久々の画廊巡りは幸せな気分でスタートすることができた。

なお、写真は√Kでの展示の際に撮ったもの(加島美術では撮影不可)。

堀江さんは2014年多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業、2015年第6回東山魁夷記念日経日本画大賞展入選、第26回五島記念文化賞受賞により2016年1年間パリに滞在。

すでに大手出版社の挿画や雑誌の表紙に作品を提供するなど活躍されている。今後の飛躍に期待しています。