北朝鮮による拉致被害について国民世論はなぜ盛り上がらない

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200607-06070033-sph-soci.view-000

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 6月7日のサンーデーモーニングで、大宅映子が珍しく正論を述べた。曰く「拉致なんてないという初動が悪かった」。この後関口老が番組を進めようとしたのを遮って、この写真の人物が「さきほど大宅さんが『初動が悪かった』と言われたのは正にその通りで、拉致問題が今の安倍政権の一丁目一番地っていうか、この問題で日朝首脳会談の時に強硬な姿勢を取ったことで当時官房副長官だった安倍さんが政界の階段を駆け上るきっかけになった。第二次安倍政権のこの7年を見ていると、とにかく圧力をかければいいんだという路線で、最近は無条件で話し合おうなんて言っているんだけど結果的に何も進まなかった。そろそろ日朝にしても日露にしてもひたすら米国に追随する姿勢にしても、安倍政権の外交は何だったんだろうかと総括する時期に入ってきている」と議論を完全に捻じ曲げて安倍政権を叩く方向にもっていったのには心底腹が立った。大宅氏の言っている『初動』とはそんなことではない。横田夫妻が藁にもすがる思いで、当時朝鮮労働党と唯一と言っていいパイプを持っていた日本社会党(当時)に相談に行ったら、それをすぐさま北朝鮮にご注進した土井たかこを初めとする親北政治家の言動のことを指している。

 

 横田夫妻は誰の悪口も言わない方であったので、その後この問題はご本人たちの口から出たとは承知していないが、支援者からはつとに語られてきたので知っている人も多い。小泉訪朝で一部とはいえ拉致被害者の方の帰国が実現し、当初北朝鮮との約束ではあくまで一時帰国であったのを、強硬に反対し永住帰国を実現したのは当時官房副長官であった安倍晋三氏の成果に違いない。横田早紀江さんのメッセージでも「これまで安倍総理をはじめ多くの方々に励ましやご支援を頂きながら・・」と真っ先に安倍首相の名前を出している。

 北朝鮮による拉致に長く目をつぶってきた親北政治家やメディアもさることながら、自民党にも被害者奪還の動きを阻害してきた人物はいる。拉致被害者にかまけて北朝鮮との関係改善が進まなくなってはいけないと公言した二階のじいさんとか、社会党のタナベといっしょに訪朝してマスゲームを見せられて舞い上がってしまったカネマルは、通訳もつけずに金日成とさしで会談し、勝手に経済支援を約束したと伝えられる。

 なによりも、国民一人一人が北朝鮮による拉致を自らの問題として受け止めるべきである。アメリカでの人種差別抗議に同調して世界各国でデモが行われることが、悪いこととは思わないが、なぜ日本で拉致被害者奪還の国民運動が起きないのか不思議でならない。メディア、国民、政府一丸となって被害者を取り返したレバノンにできたことが、なぜ日本でできないのか。

 安倍総理は比較で言えば拉致問題には熱心に取り組んできたことは間違いない。ただし、青木理が指摘することのすべてを否定できないのは残念だ。第二次安倍政権発足のときに、『拉致問題の解決はこの内閣の最優先課題だ』と言ったことを私は忘れていない。国民の身体と財産の安全を守るのは国家の最重要の義務だ。それができない政府は存在の価値はない。