Face Bookで読書チャレンジに招待いただいたので、これから7日間、その投稿を張り付けておきます。

Day1 

 初めて高島先生の文章に接したのは、ロスアンゼルス在勤時代の1995年ごろか。当時週刊文春で連載が始まった『お言葉ですが・・・』を毎号待ち遠しく読んでいた。兵庫県相生市の出身と紹介されるが、姫路東高のたしか第一期生でご自宅も姫路にあり、郷里の大先輩という親近感もあった。

 帰国後何年かして大胆にも出版社宛てにファンレターめいたものを出したら、直接丁寧なご返事をいただき、さらに、先生を囲んで首都圏で散策と会話を楽しむ集いにお誘いを受けて、何度か謦咳に接する機会を得た。鋭い視点と刺すような批評からは想像できない優しいお人柄に触れることができ、忘れがたい経験であった。

 先生のご著書はあらかた拝見しているが、添付写真は直近読んだ作品(2018年ちくま文庫の改訂版。オリジナルは1995年大和書房でこれも以前に読んだ)。近年自宅を引き払われたとかで、数年前に出した年賀状も戻ってきてしまった。ご健康とご健筆を祈るばかりである。