おはようございます。
昨日に引き続きミラノは今日も良い天気です。
今日は乳がん摘出手術をした時のことを書こうと思います。
9月
18日 入院前検査(血液検査、心電図検査、麻酔医師の問診)
24日 形成外科診察(乳房再建術のため)
27日 産婦人科診察
10月
8日 手術
10日 一般病棟に移動
12日 退院
手術前日まで働いていたYuは入院準備をちゃんとできず、手術当日、見事にスリッパ、タオル、防寒着を忘れ、せっかく朝早くから付き添ってくれたイタ夫にもう一度家に戻ってもらって、忘れてきたものを取ってきてもらいました。
本当にこの抜けている性格どうにかしたいです
手術当日は朝6時半に病棟に召集をかけられていたので、6時頃着くと、既に他の患者さんや付き添いの家族の人がちらほらいました。
7時過ぎに病室に通され、CTを受けに近くの病院に搬送され、戻ってきて、結局手術を受けたのは11時半頃。
全身麻酔から覚めたのは手術が終わって手術室から運ばれている時でした。
もうちょっと早く目が覚めていたら手術室も見られたかもしれません。
私は、麻酔をかけられた患者は個室で目が覚めるイメージを持っていたので、こんな早く目が覚めてしまってびっくりしました。
病室ではイタ夫が待っていてくれました。
痛み止めが効いていたので、痛みはほとんど感じなかったのですが、尿意があり看護師を呼び、タライをお尻の下に置いてもらいました。
尿意があるのに、麻酔のせいで膀胱の周囲の筋肉を使えず、尿が出ず膀胱が破裂するかと思いました。
何とかぎりぎりの所で、用を足せたので良かったです。
夕方イタ夫の家族がお見舞いに来てくれました。
比較的意識もしっかりしていたので少し言葉を交わしました。
夜ごはんの時にはもう起きて歩くこともでき、病室のテーブルで食事をしました。(とは言っても吐き気があってプラムくらいしか食べられませんでした)
翌朝、7時頃に起こされ、体温と血圧測定。
8時頃に朝ごはんが運ばれてきました。
イタリアの一般的な朝食は軽いお菓子(クロワッサンやビスケット)とコーヒーやお茶だけなので、病院でも、ビスケットか乾燥パンとジャムの二択、コーヒーか紅茶の二択でした。
私は乾燥パンとジャムを選択。5cm四方厚さ1cmほどのものが4枚、杏ジャム大匙1位でした。
入院2日目は9時半頃に朝ごはんが運ばれてきて、3日目に至っては朝ごはんがもらえませんでした。
朝ごはんのトレイを回収しに看護師の人が来たのですが、そもそも朝ごはん自体運ばれてこなかったので渡すものもなく、日本だったら絶対苦情が出るようなイタリアの病院の適当な対応にちょっと呆れちゃいました。
あと全体的に病院食はすんごい不味かったです。
病院のキッチンでお皿洗いをしている姑曰く、衛生面を考慮して、フレッシュな食材は病院のキッチンで料理せず、セントラルキッチンから送られてくるものを温めなおしたり焼いたりして提供されます。
なので、野菜はブニョブニョかカサカサ、肉は硬い、塩加減適当(薄味の時もあればしょっぱすぎの時もありました)で、唯一食べられたのはフルーツだけでした。
ということで、食べるものがなく、常にお腹を空かせていたYuはイタ夫に外部から食料を調達してきてもらいお腹を満たしていました。
日本の病院食のレベルがどれだけ高いか思い知らされました
退院後も手術した胸の中に溜まった血液を外に出すための管につながれていて、10月22日に管が外されるまで日常生活は結構不便でした。
血が苦手な方はごめんなさい↓
一般病棟でも個室でした↓
以上、今日は乳がん摘出手術の時のことについてお伝えしました。