わが家では運転の上手い妻がドライバーで私はナビゲータ。

 

足の不自由な母の病院での定期検査や歯医者への通院には

 

妻が車で送迎してくれて私が病院で母に付き添います。

 

☆☆☆

 

付き添う息子には感謝のそぶりを見せても、

 

妻には「ありがとう」の一言もなく車に乗り降りする母に

 

「私はお抱え運転手か!」とつぶやく妻。

 

愛想よく「どうもー」と言うてくれたお父ちゃんとはえらい違い。

 

★★★

 

真夜中に寝言でしきりに妻の名前を呼んでいた母は、

 

人工ぼうこうの尿袋(パウチ)と夜間用の袋の接続管がはずれて粗相してしまう“怖い夢”を見たそう。

 

「私はオシッコ係か!」とつぶやき

 

「息子はなぜ呼ばん!」と怒る妻。

 

***

 

タクシーやデイサービスの運転手さんには挨拶できる母なので、

 

認知症で施設も自宅も区別がつかなくなっているわけでもなさそう。

 

昔から外面はええけど家族には「ありがとう」をほとんど言わん人やったし、

 

特に嫁には「やって当然」みたいに思っているのか

 

まるで透明人間のような扱い。

 

◇◇◇

 

そこまで妻をないがしろにするのならと、

 

妻には “お義母さん”ではなく施設のように“○○(苗字)さん”と呼ばせ、

 

介護サービスの報酬をお母ちゃんの年金から差し引いて妻に手渡すことに・・・

 

わあーッ“怖い夢”見てしもうた!

 

心折れます