結婚四十周年記念に人気の温泉宿で一番安いと思ったプランをネットで調べて予約。
さすが人気の宿だけあって入浴施設だけでなく部屋のインテリアやアメニティも快適、素敵。
夕食を待つ小腹のすいた客に用意される軽食は食事を楽しむためぐっと我慢して、みたらし団子と餡団子と肉まんだけに。
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テーブル席に着くと店員さんが
「一時間の飲み放題になっております。ご注文は?」
「え?飲み放題って?お酒はあまり飲まんから頼んだはずないけど」
「いえ、そういうプランになっています」
◇◇◇
食事を進めていると
「献立表にはありませんが洋風茶碗蒸しが付きます」
「黒毛和牛の陶板焼きも付いております」
「え?うちらだけ?献立に肉料理あるのに?」
「そういうプランですが」
***
「間違って値段の高いプランを予約したんじゃない?お隣のテーブルの食器よりこっちの方が高級そうだし」と妻
「そんなはずはないんやけど」と言ったものの記憶はあいまいで自信なし。
そこへ店員が「ワインボトルに貼るお二人のお写真をお撮りします」
「え?ワインは飲まんから頼むはずないけど」
「確かにそういうプランですが」
「選んだプラン、絶対に間違ってるわ!」と妻。
◇◇◇
会計が心配で夫婦ともせっかくの料理を楽しめず。
翌朝おそるおそる清算すると予約したプランの料金でした。
そんなら、飲み放題と茶碗蒸しと陶板焼きと恥ずかしい写真付きワインなしでもっと安くしてほしかった。
よその猫~あー疲れた