還暦を過ぎるまで人間をやっていると、人生は“サイオーガウマ”やなぁとつくづく思います。
え、黒王号のこと?
それはラオウの馬!
「(人間万事)塞翁が馬」とは
人生では、幸せが不幸に、不幸せが幸せにいつ転じるかわからないので一喜一憂すべきでない、という中国の故事からのたとえです。
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両親の世話をするため定年を機に妻と猫四匹を連れ故郷へ
可愛い子どもや孫たちとは遠く離れ離れに
一年目に価値観の違いや嫁姑問題に直面して同居を後悔
妻は心が折れ、自身もストレスで体調不良、胃がんも発覚
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会社を辞めず仕事優先の生活を続けていたら胃がんを早期発見できたかどうか
手術を理由に両親と食事を別にするなど距離を置けるように
がんで満額支払われた生命保険金で水回りをリフォーム
東京に残したマンションには狭いアパートから娘家族が移り住んでのびのび
・・・サイオーガウマやなぁ。
◇◇◇
二年目に母が膀胱がん、三年目に大たい骨骨折、父が脳こうそくに
母は大病を患ってからやる気がなくなり、認知機能も低下して自宅に引きこもり、家事も庭の手入れも放棄
おかげで嫁姑の力関係がいっきに逆転
妻が涙を流すことはなくなりました。
・・・サイオーガウマやなぁ。
店番やってた時期もありました