両親と同居して次から次へとやってくるトラブルの大波小波。
未体験のことばかりに戸惑いストレスもたまりますが、それでも自分は運が良いのでしょう。
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その一 父の年金だけで両親の家計が回っていて親の経済負担まで背負わずにすむこと。
その二 母の認知症がまだ軽度なこと。今後症状が悪化しても骨折して歩行が不自由になったので徘徊の心配だけはないこと。
その三 介護保険制度のおかげで人口膀胱を付けた母の排尿介助や尿袋交換を家族に代わってやってもらえるようになったこと。
その四 父は耳が遠くて意思疎通に難があるものの、とりあえず元気で認知機能も正常、自分たちの金銭管理ができること。
その五 会社勤めをしていないので時間的な余裕があること。仕事を言い訳に逃げられない、見ないふりができないという意味ではアンラッキー?
その六 自分も妻も順調に老化しているものの、とりあえず健康で元気なこと。
その七 親の世話で苦労していることについて弟妹や親せきに理解があること。
その八 妻が一緒にいること。これが最大の幸運です。親の世話をすると大口たたいて実家に戻りましたが、妻がいなければとっくに逃げ出していたでしょう。
※ 詳しくは、2018年7月11日のブログ『ガラパゴスから来た嫁』を。
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そんなふうに考えると、
親の介護のためやむをえず仕事を辞めて経済的にも苦しい中、たったひとりで頑張っているような人はどれほど厳しい状況なのかと思わずにはいられません。
また、程度の差はあれ家族のことでトラブルや悩みを抱えている人はどこにでもいます。
「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」という伊集院静さんの言葉を実感する日々です。
もっとも、感情がすぐ顔に出る私はとても平然とは見えないでしょう。
日本の中心で「ひとりじゃ無理ーッ!」を叫ぶ