どこをふるさととして生きたいか。
自分にとって、この問いは結構大事で。
おれは塩川の地が大好きで。
生まれた場所であるし、小中学校と育った場所でもある。
高校はおとなり会津若松市に通ったけど、
大学は福島市に行ったけど、
母校だし愛着はあるけど、
故郷と呼べる場所ではない。
年数というよりも、人生の中でコアな部分、自分というアイデンティティをつくっている基礎が塩川にはある。
喜多方市というよりも塩川なのです。そこはごめんね。
喜多方でも少子高齢化が激しい波として襲ってきています。
中心市街地から離れた地区、旧町村地区では少子化が顕著です。
新入児童が一桁、ゼロという学校もあります。
きっと悩むんでしょうね。
その場所に住んでいて、我が子を学校に入れるとなると。
人数の少ない学校のメリット・デメリットと、
人数の多い学校に行った場合のメリットを天秤にかけたりもするようです。
おれの個人的な意見です。
自分の子供には、中学校までは地元の学校に進んで欲しい。
いろんな選択肢があることは承知している。
勉強面や環境面で、地元学校よりも充実してる学校があるのも知っている。
こんなことを考える時代じゃないのかも知れない。
それでもだ。
自分が生まれた場所。育った場所を大事にして欲しい。
よりよい環境を求めて進むのは自然なことかも知れない。
でも、結局は、自分がこの土地を大切にできるか。
自分の地元を大切にできない人が、どうなるというんだい。
「ふるさと」という言葉を耳にした時に思い浮かべる情景があるかどうか。
それは本当に大きなことだと思う。
地元は、勝手に自分を愛してくれない。
自分が愛した分だけ還ってきてくれる。
外の世界に興味を持ち、外の世界に旅立つ日が必ず来る。
長男は高校進学と同時に家を出るかもね、なんてことも妻と本気で話したりする。
凸凹をもっと尖らせるために、環境が必要になるだろうから。
ふとした時に、還ってこれる場所をつくる。
それが、これからの7年の自分達の役割の一つになるのかな。
長男も長女ものびしろばかり。
妻も私もね、まだまだ成長期。
ここで育ってよかった。
おれは塩川の人間です。
そう思うし、そう思う人を増やしていきたい。
(地元の公民館で飽きるまで読書)