2020年9月3日

 

夫と火葬場に向かいます。

 

到着すると係の方に

炉前室に案内されました。

 

ここで最後のお別れです。

 

ただただ悲しくて

今日までどれだけ泣いたことか・・

それでも涙は溢れてきます。

 

自分にはどうすることも出来ないことが

人生には起こること、を知りました。

 

元気に産んであげることが出来なくて

本当にごめんね。

 

どうして?何で??と

思うこともあったけど、

 

赤ちゃんと過ごした5ヶ月は

とても幸せだったし

かけがえのない時間を私たちにくれました。

 

ありがとう。

 

悲しいとか悔しいとか

申し訳ないとか・・

色々な感情はあるけれど

私たちのもとに来てくれたことに

感謝しています。

 

この経験を通じて

感じたことや学んだことを

これからの人生に活かしていくことが

この子にとっての供養になる、

そう思っています。

 

棺に納めるものについて

係の方より確認がありました。

 

母子手帳は手元に残したかったので

棺には納めませんでした。

 

納める方もいるそうですが

その後の役所での手続きの際に

提示することもありました。

情報シェアまでに。

 

 

この日も空が綺麗で

夫と控え室で空を眺めながら待ちました。

 

火葬は40分ほどで

係の方に呼ばれて炉前室に戻ります。

 

僅かですが、骨も残っていました。

 

ほとんどが遺灰なので

係の方が骨壷に納めて下さいます。

 

最後にお悔やみの言葉と共に

骨壷を受け取りました。

 

そのときに係の方が

涙をこらえながらお話をしてくださって、

優しいお気持ちに

胸がいっぱいになりました。

 

妊婦健診で

胎児に異変が見つかってから

死産・火葬まで3週間ほどでした。

 

これは幻ではないのか?と思うほどに

怒涛のような日々でした。

 

このときは火葬を終えて

全てが終わったように感じましたが

 

日常に戻ってから

死産という現実と向き合うことになります。

 

気持ちの浮き沈みがあって

それをどうしたら良いのか・・

心の整理の仕方が分からずに

不安定になることが多くなりました。

 

きっと私だけじゃないと思う…