2020年8月31日

 

今日から入院のため

夫と病院に行きました。


胎児の病気を詳しく診るために

小児専門病院に転院していましたが、

妊婦健診でお世話になっていた

総合病院に戻ってきました。


最初に胎児の異変を診断した先生が

今回の担当医になっています。

 

普段はコロナの影響で

診察室は私のみ入室ですが、

 

病院からの指示で

夫同伴で診察室に入りました。

 

経腹超音波で

胎児の状態を診ていきます。

 

先生は無言のまま・・

 

もしかしたら

急に良くなっているかも知れないと思って、

 

私「赤ちゃんの状態はどうですか?」

 

先生「僕が診たときより

かなり悪化していますね。」


私「心拍はありますか?」


先生は私の目を見て

小さく頷きました。

 

お腹の中で命が尽きていました。

 

昨日、展望台で光が注いだときに

この子の魂は上がったのかも知れない…

ふとそんなことを思いました。

 

昨日からずっと

もうここには居ないという

不思議な感覚がありました。

 

その後、担当医から

処置についての説明がありました。


経腹超音波で

胎児の大きさを測定した結果

子宮口を開くために

ラミナリアを8本使用します。

その後に膣に陣痛促進剤を入れます。

 

陣痛促進剤を何回使用するかは

状況によって異なるとのことでした。

 

妊娠17週での分娩の場合

へその緒がまだ細く弱いために

分娩の際に切れてしまったり

胎盤を引っ張れない場合があるそうで、

 

胎盤が残っている場合は分娩後すぐに

全身麻酔で掻爬をするとのことでした。

 

ラミナリアを8本・・

経験があるだけに痛みも想像出来ます。

 

痛み止めを使用しながら

徐々に本数を増やすことになりました。

 

今日中に8本入れて

子宮口の開き具合で

陣痛促進剤を使用するか

再度ラミナリアを使用するかは

明日の朝の状態で決まります。

 

最初の1本は産科外来にて

朝9時に入れました。

 

先生からの説明の後に

助産師さんから今回の流れについて

再度説明がありました。

 

その後、産科病棟に上がりました。

 

コロナの影響で立ち合いも面会も

禁止になっているので

夫とはエレベーターホールまで・・

緊急のとき以外は退院まで会えません。

 

看護師さんが病室まで

荷物を持って案内してくれました。

 

産科病棟の奥にある個室でした。

授乳室から遠い場所だったので

病院の配慮だったのだと思います。

 

赤ちゃんを見たくないとか

声が嫌とかそういうことは

一切ないのですが、

涙がとめどなく溢れてくるのです。

 

自分でもどういう感情なのか

わからないのですが、

死産後もしばらく同じでした。

 

お昼を食べてから

13時と16時、19時頃に

ラミナリアを追加するのが今日の予定です。

 

シャワー浴もOKだったので

病棟にある浴室を予約しました。

 

この日は最終的に

ラミナリアを8本まで追加しましたが

多少の出血がある程度で

痛みも少なかったように思います。

 

夕食を食べて、就寝です。

 

明日の朝、子宮口が開きますように・・