2020年8月26日

 

胎児の病気の話になります。

不安を感じる方や

病気の話が苦手な方は

読まずにスルーしてください。

 

妊婦健診で胎児に病気が見つかり

安定期に入りましたが、

小児専門病院にて

「胎児水腫」と診断されました。

 

妊娠継続をするか

人工死産(中期中絶)するか・・

 

昨日の先生からのお話と

私自身の病気のことを踏まえて

夫と相談し、今回は諦めることにしました。

 

どうすることも出来ない悔しさと

赤ちゃんのことを想うと悲しくて、

でも仕方なくて

複雑な気持ちでした。

 

小児専門病院には電話で

諦めることを連絡しました。

 

小児専門病院から総合病院に

経緯を連絡するので

総合病院からの連絡を

待つように指示がありました。

 

お昼過ぎに総合病院の

助産師さんから電話がありました。

 

助産師さん

「今日入院出来ますか?

15:30までに来れるかな?」

 

そんなに急な話なの??

 

私「仕事の調整も心の準備も

出来ていないので、

別の日でお願いすることは出来ますか?」

 

この日が水曜日で

担当医の予定と調整して

月曜日に入院することになりました。

 

入院までに必要なものについて

電話で説明を受けました。

 

赤ちゃんを納める箱(棺)と

骨壷を準備するよう言われました。

 

そうか、そうだよねと思って、

悲しいのだけど無というか…

淡々とその説明を聞いている自分がいました。

 

骨は残らないそうなので

遺灰の入る小さな陶器は自分で準備して、

棺は病院でも準備できるそうなので

病院にお願いすることにしました。

 

総合病院は母子同室なので

個室の空きがあれば

お願いしたい旨を伝えました。

 

急な入院なので

確約は出来ないけど

事情が事情なので出来る限りで

対応しますと言っていただけました。

 

入院日数は

分娩の状況によって変わるので

目安として2泊か3泊とのことです。

 

私の入院から退院までに

夫もやることが色々ありました。

 

病院やお住まいの地域によって

異なることもあると思いますが、

私の場合は以下の流れでした。

 

分娩の後に病院から

死産証書が出されます、

 

それを夫が病院まで取りに行って

管轄の役所に提出します。

 

役所から埋葬許可書が出るので

それを病院に提出します。

 

埋葬許可書を病院に提出すると

私が退院する、という流れです。

 

退院までに

火葬の手配もする必要があって、

夫の仕事の調整も必要でした。


小児専門病院は車で片道2時間半なので

夫の移動も考慮して、

自宅に近い総合病気に入院することにしました。

 

胎児の病気がわかってから

人工死産という決断から入院まで

怒涛のような日々でした。

 

個人的な感想ですが、

妊娠初期の妊婦健診は

一般的には4週に一度だけど

2週に一度とかであっても良いと思いました。


お腹の中で胎児は日々成長して

臓器の形成される大切な時期だし、


私のように4週間後に突然異変が見つかって、

遺伝子検査も中期中絶もどうするの?

それぞれに受けられる時期があるから

決断を急いで!という状況は厳しいからです。


命に対する決断はそんなに簡単じゃないから。


人工死産の結論に至るまで

限られた時間の中で夫婦で熟考しました。


赤ちゃんに対して

申し訳ない気持ちでいっぱいです。

残念で無念で悔しくて仕方がないです。