2020年8月13日③

 

胎児の病気について

詳しい説明を受けた後に

 

遺伝子検査についても

説明を受けました。

 

妊婦健診で何もなければ

出生前診断をするつもりは

なかったので、

遺伝子検査のことも

よく知りませんでした。

 

医師から遺伝子検査を

提案されるとは・・

複雑な気持ちになります。

 

胎児嚢胞性ヒグローマの

胎児は合併症も多く、

その内容は以下のものでした。

 

⒈染色体の変化(約50%)

 

⒉先天性心疾患(約20%)

 

⒊骨系統疾患(約10%)

 

⒋ヌーナン症候群(稀に)

 

嚢胞が縮小して

出産することが出来ても

赤ちゃんに障害や病気がある

可能性が高いのだと感じました。

 

遺伝子検査をすることで

「⒈染色体の変化」による

ダウン症やターナー症の診断は

可能だと言われました。

 

胎児の首に浮腫があると

ダウン症の可能性がある、と

聞いたことがありましたが

 

実際にはそれ以外にも

障害や病気の可能性は

多岐に渡っています。

 

現代の医学では

全ての遺伝子が

解明されている訳ではないこと、

 

病気も成人発症する場合や

染色体の変化があっても

生きる上で支障のないものなど

様々なことがあるそうです。

 

心疾患と骨系統の疾患は

エコーである程度分かるので

胎児の成長と共に

詳しく診れるとのことでした。

 

羊水での遺伝子検査は

16週過ぎから18週まで

検査を受けることが出来るので

 

希望する場合は

事前に病院に電話で伝えると

準備をします、とのことでした。

 

遺伝子検査は自費なので

病院によって価格が異なります。

こちらの病院では

30万円程度だと聞きました。

 

あくまでも

夫婦の希望に応じてとのことで

先生から検査が

必須だとは言われませんでした。

 

不妊治療や病気を経て

やっと授かった子なので

生みたいと思っていました。

 

私の場合は出産時に

産科と新生児科の先生が

立ち合いになるそうです。

 

病院としても

障害か病気を持って

生まれてくる可能性が高いと

判断しているのだと思いました。

 

「遺伝子検査をすることで

赤ちゃんの状況を

事前に把握することが出来ると

生まれてくるときに

赤ちゃんに必要な準備が

病院側も出来るということですか?」

 

先生

「それも含まれます。」

 

あとは私たち夫婦の心の準備と

赤ちゃんに障害や病気がある場合は

事前に勉強する時間が出来る、

これがメリットだと思いました。

 

遺伝子検査は

お腹に針を刺して

羊水を抜くので、

 

それが刺激となって

(胎児にストレスになる)

流産になる可能性があること、

 

赤ちゃんの動きを見極めて

針を刺すので

どの場所に刺せるかは

そのときの胎児の動き次第で

何度も針を刺す場合もあって

無麻酔になるため痛いです、と

説明を受けました。

 

胎児の嚢胞が

縮小するか拡大するか

経過をみること、

 

遺伝子検査を受けるのか

夫婦で話し合うことが

現時点での状況です。

 

次の診察予約をして

今日は終了となりました。

 

帰りは車の中で夫と

今日聞いたことを振り返りました。

 

遺伝子検査については

少し考えようと思います。

 

心疾患と骨系統疾患は

エコーで分かるので

その他の項目について

どう考えるか・・

すぐに結論を出せませんでした。

 

障害についても

すごく難しい問題です。

重度の病気についても同じです。

 

子供にとっての

幸せや豊かさを考えて

どうすることが良いのか・・

 

遺伝子検査で

生まれる前に分かることが

良いのか悪いのかも

それも分かりません。

 

まだ分からないから

希望を捨てずに

赤ちゃんの嚢胞が

小さくなることを祈ろう!と

二人とも同じ気持ちでした。

 

先生からは

何も出来ないと言われましたが

ミラー症候群の影響は

良い方にも働くのでは?と・・

 

帰ってからすぐに

むくみを解消するお茶や

ハーブティーを注文しました。

 

突然のことに

動揺がないと言ったら

嘘になりますが、

夫も私もとても冷静でした。

 

目の前のことを

受け止めてやるべきこと

出来ることを見つけて

対応していくしかないと

同じ気持ちだったと思います。

 

自分達の子供を信じたい、と

お互い思っていました。

 

どうにか

無事に生まれてきて欲しい

ただただそれだけを願っていました。