2019年4月7日

 

不妊クリニックでの診察です。

 

内診台にて

子宮内膜の厚みと

卵巣の具合を診て

先生から予定通り行きましょう!

と明るい言葉をもらえました。

 

診察室に呼ばれます。

 

本格的な治療に向けて

次回の受診日を決めていきます。

 

先生が切除したポリープの

病理検査の結果を開封しました。

 

時が止まったように

静かな時間が流れたので

おかしいな?と察しました。

 

先生

「一旦、不妊治療は全て中止」

 

何が起こったのか・・・

 

病理組織検査報告書には

 

atypical endometrial hyperplasia 

in endometrial polyp,polypectomy

 

構造異型はやや目立つ印象であり

全掻爬が望まれます。

 

報告書の一文に

上記の内容が書かれていましたが

よく分からないというのが

率直な感想でした。

 

先生がこの病気についての説明が

記載されている紙をくれました。

 

病名

複雑型子宮内膜異型増殖症

 

初めて見る病名に

まだピンと来ないでいると

 

先生

「簡単に言うと

子宮体癌ステージ0の状態で

前癌状態の異型細胞がある」

 

このクリニックでは

治療は出来ないからと

紹介状とポリープの組織細胞が

入ったプレパラートを受け取りました。

 

「治療が終わるまでは

妊娠はしないように」

 

「一生の付き合いになる病気か

子宮を取らないといけない可能性もある」

 

「厳しい現実だけど

命拾いしたと思って欲しい」

 

「自分の病気について

勉強をしなさい」

 

あのとき先生から

言われた言葉は今でも

はっきりと覚えています。

 

あの時点では

この先どうなるか

分からなかったので

過度な期待をさせないように

冷静に現状を説明してくれました。

 

突然の出来事に

事態を把握できずに

待合エリアに戻りました。

 

会計までの間に

ネットで病気について

ずっと調べていました。

帰りの電車でもずっと。

 

夫には先に電話で

この出来事を説明しました。

 

帰宅した夫の手には

分厚い医学書が数冊あって

複雑型子宮内膜異型増殖症について

一緒に勉強しようと言ってくれました。

 

やっと心が落ち着いた瞬間です。