いろんな方(非当事者)に訊かれるのですが、特にメディア系の取材を受けるとほぼ100%受ける質問
「虐待が連鎖する確率は30%くらいと言われてますが、実際はどうなんでしょうか」
私の答えはいつも同じ。
「連鎖しますよ、相手が違うだけです」
とか言うと、
「全員が連鎖するわけじゃないです、私(僕)は虐待を受けて育ったけど我が子を虐待なんてしてません!!!゛(`ヘ´#)」
とすごい勢いで当事者から反論を受けるんですが
できれば、ちゃんと最後まで読んでいただきたいです。
虐待を受けて育った人は、私を含めて【何かしらの形で】必ず連鎖します。
調査したわけじゃないので確たるデータはないけれど、これはかなり高い確率で当てはまると思います。
その連鎖した相手が自分の子どもであれば、児童虐待というだけです。
パートナーに向かえばDV(またはデートDV)。
保育園や幼稚園、学校、職場の同僚など誰かに向かえばいじめ(または校内暴力)。
部下に向かえばパワハラ、全く赤の他人に向かえば無差別犯罪または愉快犯。
動物に向かえば動物虐待、自分自身に向かえば自傷行為。
その場そのときに置かれている立場と、刃が向く先が誰かによって、呼称が変わるだけです
100%どこかで連鎖する、とは言えません
でも多くの当事者が、何処かに心当たりがあると思います。
自傷行為にはリスカやODはもちろん、不特定の異性交遊や性的売買、アルコールや薬物(覚醒剤等の違法薬物より向精神薬に対するものが多い)依存等も含まれます。
子どものころに連鎖するものには、自分が親にされていることを他人にしたら【いじめ】になった、ということも多くあります
これは衝撃を受けます、他人間だとダメなのに私はいいのかよ!とビックリします
いずれにしても、受けているものはどこかでバランスを取らないと生きられないので、何かしらの形で連鎖するわけです。
児童虐待として連鎖する数値的データが低いのは、
大人または親になる前にいい人間関係を経験して過去に整理がついている
がもっとも多い理由。
つまり、多くの当事者は家庭環境が劣悪でも出会う人や経験によって【児童虐待の加害者】にならずに済む、ということです
長くなったので次回へ続きます( ´艸`)
【大阪講座】つくられていく加害者~虐待の連鎖を止めるために~
2014年1月13日、大阪で講座が決定致しました^^
詳細はこちらをクリック☆
※廣渡が講師として参加する団体主催の一般講座は、本講座が最終となります。この機会にぜひ会いに来てください(ノ^^)八(^^ )ノ
2014年1月13日、大阪で講座が決定致しました^^
詳細はこちらをクリック☆
※廣渡が講師として参加する団体主催の一般講座は、本講座が最終となります。この機会にぜひ会いに来てください(ノ^^)八(^^ )ノ
■Twitterはこちら
■Facebookページはこちら
■HPはこちら
■お問合せはこちら