山口県山口市
アロマフランス
認定クレイテラピスト
south wind sea therapy
MARI ☆ mari の
佐伯 眞理子です。
私のブログにお越し下さって
ありがとうございます
はじめましての方は私のプロフィールを良かったら、読んで下さいね➡️☆☆☆
脳幹出血で倒れた夫と私の
軌跡、
奇跡
ともいいます。
そんなお話です。
前回までのお話 ➡️ ☆☆☆
4月16日の土曜日
私の仕事は土日は休みだった
そこで、金曜日の夜は山口市の自宅で過ごす事にした。
自分の家はやっぱりくつろげる
大学生の二男も土日は帰って来てくれていた。
こっちでバイトもあったのだ。。。
自分のベッドでゆっくりと眠り、朝の９時頃には病院へ向かう
相変わらず目は閉じたまま
それでも話しかけたり、手を繋いでみたり、出来る限りの刺激を試みる。
体は温かいのにね。
二男も11時過ぎ頃にはやって来た
二人で会話をしながら側にいる。
私達の話し声、聞こえるよね。
聞こえたら、会話にいつもみたいにくだらない「おやじギャグ」で混ざってよ！！
なんか、ながーーいトンネルだね。
空しいね
昼になり、病院の食堂でお昼を食べに行く
余談だけど、徳山中央病院の食堂はレストランみたいなのよ
午後からバイトの二男は食後、夫の元に
そろそろ、帰らなければと言う時間
私が夫に
「お父さん、友輔帰るってよ。もう、ええ加減にいつまでも寝てないで目を覚ましいよ」
と夫の瞼を私は自分の出で強制的に開いた。
時々、刺激のひとつとして、やっていたのだ
いつもは強制的に開けてもすぐに閉じる瞼
それでも、繰り返し繰り返しやっていたのだ
しかし
しかし
この時
夫の瞼がピクピク動いてる？？？
「えっ？？？」
二男も夫の顔を覗き込む
思わず私は
「お父さん、お父さん、ダメ目を閉じないで！！
開けて、開けて。私よ！！
私よ！！私が解る？？
開けて、開けて、開けて。
おとうさん！
おとうさん❗」
二男は
「お父さん。ちょっと待って、俺、スグニ帰れんわぁー！高速で帰ってもええ？」
私は「勿論‼」
そして、後ろに人の気配
振り向くとそこには
看護師さん達が全員いたのだ
私の声を聞いて、ベッドサイドへやって来たのだ。
目の乾燥を防ぐために、瞼にクリームを塗っていた。
その為に目が開けにくくなっていたので、洗浄綿でぬぐってくれた
ピクピクさせながら、目を開けた夫。
右があいた。
左もわずかながら開いた
１人の看護師さんが夫に声をかける。
「佐伯さん。わかりますか？目を開けてみてください」
夫は開ける
「すごいねぇー」
「わかってるね」
看護師さんたちの確認の言葉
私はその時の喜びは忘れられない
夫は私達の元に戻ってきてくれた❗