この時期、小学校でのネットモラル系の授業のご依頼が多い。先日も小学5年生に授業をした。私が授業をする時は、パソコンとプロジェクターを使用するので、どこの小学校へ行っても児童たちはプロジェクターを見つけると、わらわらと寄ってきて手で影絵を作って遊ぶ。そして、私をみつけて、おそらく自己表現右の子たちが話しかけてくる。「先生、名前なんて読むの?」「なんだと思う?」と、まあ、ここまではだいたい同じ流れ。「私みたいに、4文字の名前の女の子いる?」と聞くと、無理!と今日は言われた。
子どもたちは名前の話が好きだ。話すネタがたまにない時は、なんて名前?誰がつけてくれたの?と名前の話にふると、多くのの子どもが手を上げて発表してくれる。「わたし以外わたしじゃないの」ではないが、「わたし」と言う概念が自分の中に確立していく時期なんだろうな。
私が、この事業を実施しているのは、単に子どもたちをネット被害から守るためだけでなく、ネットモラルを切り口として、小学生たちに自分=わたしを大切にすることを伝えたいと思っているから。それは、自立、自律にもつながる自己受容を子どもたちに理解させていくことだと考えている。
自己肯定よりも自己受容の理解はなかなか難しい。この辺の話はまた今度時間のある時にでも。